概要
「ーー開けよ。扉を開けよ」
その声に従い金の扉を開けた時、世界救済への幕が上がるーー
異世界から転生した個性豊かな24人の王を名乗る人物達と、特別な盾を与えられた主人公である小役人(名称変更可能)が共にエネミーと呼ばれる脅威に立ち向かっていくストーリー。
公式曰く『ゲームと音楽を連動させた【正義】と【狂気】のRPG』。
その言葉の通り声優とシンガーが分かれるダブルキャスト制を採用しており、声優が紡ぐストーリーはもちろんの事、シンガーが歌うテーマソングもまた違った魅力を演出している。
キャラクター(転生王)
ヴァージニア
希望王/絶望王 (CV:高橋 李依、Singer:小林マナ)
自我は強く、尊大で傲岸不遜。立ちふさがる者を笑顔で叩き潰す。
価値があるものを認める度量、懐は深い。
『我にひざまずき、あがめよ、小役人!』
前世についての考察
その他
クロード
孤高王/烙印王 (CV:伊東 健人、Singer:大山真志)
尊大な自信家。芸術を好み、自分のセンスを絶対視している。
自己中心的で人を振り回すが、本気を出すと善政ができる、高スペックチート。
『俺に意見だと?面白い、実に面白い。』
前世についての考察
その他
ルイゼット
贖罪王/天罰王 (CV:佐倉 綾音、Singer:浅場佳苗)
弱いものに優しく、芯の強い姫王。
責任感も強く、民のためにと頑張るが、根は箱入り姫で、人を振り回すところがある。
『私は民を守りたいの、ただそれだけなのよ。』
前世についての考察
その他
カンタレラ
葬礼王/蟲惑王 (CV:竹達 彩奈、Singer:星咲花那)
清楚で可憐な少女。いつも優雅だが、人の苦難を前にしても微笑を絶やさないところがある。
『歌ってあげるわ、あなたが迷わないように。』
前世についての考察
神話・伝承観点から見た王
ミコ
精霊王/冒涜王 (CV:田所 あずさ、Singer:000)
精霊と共に在るシャーマン。チビ竜『スサノオ』がお供。
仮面があるときは尊大に、仮面がないときは気弱な性格。
『我が勾玉をくらえ!──ひゃあっ、仮面とれちゃった!』
前世についての考察
神話・伝承観点から見た王
瀬織律姫
ラキ
マーニャ
雷鳴王/忘却王 (CV:三澤 紗千香、Singer:秋奈)
感情の起伏が極端に乏しく、自分から行動することのない無感情系。戦闘には進んで参加する。紫外線に対する耐性が弱く、常に日傘をさし、肌を隠す服を着ている。
『美醜は皮ひとつだが、その血は等しく熱い。』
前世についての考察
神話・伝承観点から見た王
サティス
香貴王/弑逆王 (CV:中村 桜、Singer:くろくも)
色気と才覚で人を魅了する才女。
人を惑わせることも多いが悪気はない。美しい涙をことのほか愛する。
『あなたの涙を見せてちょうだい。』
前世についての考察
その他
ハリー
豪運王/強欲王 (CV:酒井 広大、Singer:松浦航大)
調子が良くて軽薄。女の子大好きなチャラ男(モテは別)。
賭け事が好き。なんでも賭け事にしてしまう。本来的に運がいい。
『お願い聞いたらどの土地くれる?』
前世についての考察
その他
ムーダン
慧星王/悪夢王 (CV:五十嵐 裕美、Singer:小太刀瑞姫)
ミステリアスで予言的な言動の少女。
達観した発言が多く、他の王に比べればかなり協力的だが、底知れない理由があるらしい。
『生も世も果てがある。ただそれだけじゃ。』
前世についての考察
その他
ザン=エクエス
騎士王/蹂躙王 (CV:新 祐樹、Singer:NORISTRY)
誠実で実直、戦闘に対しても真摯な青年。
世間擦れしておらず、他人の話を言葉どおりに受け取りがち。騎士に憧れるが、なかなかそれらしくならない。
『戦だ、俺こそが勝利だ。征くぞ、俺に続け! 』
前世についての考察
神話・伝承観点から見た王
テオ
流浪王/兇弾王 (CV:森 なな子、Singer:)
男女共にきゅんとさせる男装の麗人。
『王』という地位に興味はなく、戦や戦略に関心を持つ。
『王に勝利を捧げたまえ。私は誇りを授けよう。』
前世についての考察
神話・伝承観点から見た王
クララ・ケリー
清冽王/断罪王 (CV:大西 沙織、Singer:上野優華)
責任感が強く、何よりも秩序を重んじる真面目な優等生。
潔癖症で色恋沙汰に厳しく、他人に意見を押し付ける傾向にあり、周囲に煙たがられることも。
『ついていらっしゃい、正しく導いてあげるわ。』
前世についての考察
その他
シノン
勝利王/残骸王 (CV:寺島拓篤、Singer:JINSEOK)
クールな一匹狼。人と付き合うことが苦手で、冷たい言動が多い。
まとわりつく黒猫にジルと名をつけ行動を共にし、時折『失ったあの人』について語りあっているらしい。
『俺を『王』と呼ぶな。』
前世についての考察
その他
スタフカ
失楽王/棺桶王 (CV:宮崎 遊、Singer:滝沢諒)
理想の『王』を追い求める、真っ直ぐな性格。
どこか少年ぽさもあるが、観察力と判断力に優れ、特に戦闘では冷静沈着。ガマユーンという鳥をいつも肩にのせている。
『王は孤独だ。ボクは知ってる。』
前世についての考察
その他
ドラクリヤ
アディ
ハートの女王/傀儡王 (CV:山根 綺、Singer:金子理江)
ぬいぐるみの『アドルフ』を常に抱いており、人には『夫』と紹介する。
純粋でふわふわした可愛らしい少女で、戦闘は苦手。
『アドルフとアディを守ってほしいですの。』
前世についての考察
その他
ルル
求愛王/偏愛王 (CV:石見 舞菜香、Singer:春奈るな)
甘え上手で人当たりが良く、他人のことを悪く言わない博愛主義者。
愛が世界を救うと信じている。時折、強いめまいに見舞われる。
『わたしはあなたの王よ、 愛してくれてるよね?』
前世についての考察
その他
カマラ
叛逆王/残忍王 (CV:加隈 亜衣、Singer:二宮愛)
いつも笑顔で穏やかに人と接するお姉さんめいた少女。
少しのんきなところもあるが、いざ戦闘となれば頼りになる。
『ふふふ、私と一緒に世界を救いましょうね。』
前世についての考察
その他
マクシムス
修復王/骸骨王 (CV:山野井 仁、Singer:冠徹弥)
常に落ち着いた笑みの紳士。人当たりはよいが、軍人らしく規律に厳しいところもある。
普段はよく人の仲裁に入ってくれるため、他の王から信頼されている。
『情け容赦は、時と場合によるものだよ。』
前世についての考察
神話・伝承観点から見た王
オーディン
ゴエティア
コンスタンス
魔女/復讐王 (CV:矢作 紗友里、Singer:前島麻由)
ヤンキー系魔女。口調も態度も王らしからぬ乱暴さがあるが、堂々とした態度はどの王にも劣らない。
『偉大な魔女』と軽口のように自称する。
『この世のすべては影だ。飲まれないようにしな。』
前世についての考察
神話・伝承観点から見た王
ヘカテー
ヘレナ
陽心王/悪意王 (CV:大原 さやか、Singer:藤川千愛)
あざと可愛い『男の娘』。可愛いもの・キレイなもの、化粧や装飾品が好き。
自分が神に愛されていると信じ、神への愛のために己のすべてを捧げている。
『ボクを愛して。幸せはボクとだけだよ。』
前世についての考察
その他
アンジュー
薔薇王/欺瞞王 (CV:外石 咲、Singer:門山葉子)
財力も容姿も恵まれ、愛されてきた『負け知らず』の姫王。
王・貴族としてのプライドも高く、政治力に優れて、自信に満ち溢れている。
『だって、あたくしは美しくて最強ですもの。』
前世についての考察
その他
キャラクター(評議会・その他)
小役人(名称変更可能)
主人公。性別選択可能
デフォルト名・ルイ
デフォルト誕生日・2月5日
評議会に在籍しており、控えめな性格で押しに弱い傾向にある。しかし頑固な一面も持っており、ストーリーの重要な局面において王に反抗するシーンが描かれている。
また刺繍ができたり、相手が確実に欲しがっている言葉をかけたりと、ボンヤリとした外見と性格とは裏腹に観察眼が鋭く地味にハイスペックだったりする。
神話・伝承観点から見た小役人の盾の考察
結論から言えば、小役人の盾のモデルはギリシャ神話に出てくるアイアスの盾である可能性が高い。
こちらアイアスで軽く触れられているのでアイアスの盾についての詳細な説明は省くが、小役人の盾との共通項として
・7つ(枚)の面(革/属性)を持っている
・要塞のごとき防御力を持つ
が挙げられる。
しかし、本編中で盾その物が重要な役割を果たしている事と、ユアマジェのテーマは二面性である事からまだ何か秘密が隠されているのではないのかと推測される。
有名どころで候補として挙げられるのは
・アンキーレ(ローマ神話)
・アイギスの盾(ギリシャ神話)
・アキレウスの盾(ギリシャ神話)
の三つ。しかし戦闘モーションや何もない国の重ねの門にて門を開いた事から、盾は魔力に反応している=魔除けの能力を持つアイギスの盾が最も有力だろう。
本編から読み取る双子についての考察
序章にて双子の初登場の際、評議会最高責任者の一人であるパラス局長は先ず「君達は新入りか」と確認を取っている。つまり、それまでパラス局長の印象に残っていなかった事を意味している。
評議会が大所帯になったのは王が評議会と行動を共にしてから徐々に、という描写があるので、序章の段階では人数が少なかったはず。にもかかわらずパラス局長が双子の事を把握していなかったのは、双子が評議会に入ったばかりだったからなのでは、と推測できる。
更に小役人は大人しい性格ではあるものの、力仕事から針仕事まで本編に限らず王の無茶なオーダーにも幅広く対応しており、望み通りかはさて置き叶えてはいる。
この事から、双子は伝統と食べ物の国東端部の村で生まれ、家や村の手伝いに積極的に駆り出されていたのではと推測される。
余談だが、村がどんな様子だったのかをうかがえる情報の一つとしてメインストーリー9章にて小役人に対して「この世界にある国の事を知ってるのか」という旨の質問が投げかけられるシーンが挙げられる。
この時の小役人の回答は選択制になっており、
『ほとんど知らない』
『少しなら知ってる』
の2択だ。一見矛盾している回答だが、気になるのが『知ってる』と回答した時の小役人のセリフ。
「まあ、それなりには知ってると思います。
と、言ってもただ知識があるだけですけど」
つまり小役人自身は他の国に行った事が無く、関心も無かった事がうかがえる。記憶に留めているかいないかの違いだけで、事実小役人(ないし双子)に世界の事を教える存在がいたのではないか。
ではその存在とは誰なのか?
前述したように双子の出身は農業など飲食関係が発展した伝統と食べ物の国東端部の可能性が高く、また伝統と食べ物の国東部と北部は行商人が行き交うユアマジェ界におけるシルクロード・馬と道の国に接しており、交易が盛んでもおかしくはない。従って、国境付近にあるであろう双子の村に食糧の買い付けに来た行商人から、これまで旅してきた様々な国での話を酒の席等で(正確かはさて置き)聞かされていたのではと思われる。
補佐
小役人の双子。小役人の性別に応じて変わる
名称・レイ(変更不可)
デフォルト誕生日・2月5日
評議会に所属している上、小役人の双子の片割れではあるが、本編に限らず登場が少ない。また過去3度にわたり開催されたライブに至っては存在の匂わせすら無く、1stと2ndではW小役人として登場したため、【小役人の補佐】という役職を与えられた存在はゲーム内本編しか存在しない事になる。
主人公の片割れというメインを張ってもおかしくない肩書きを持ってるにもかかわらず公式からの扱いはモブそのものであり、そこに何の意図があるのかは分からないが、敢えて描写されない事により神秘性が増したとも言える。とりあえず補佐推しとしては2024年にリリースされるらしいユアマジェ新規アプリのストーリーに期待したい。(2023年12月現在)
双子の名前について
小役人のデフォルト名であるルイは、フランス語で「名高き戦士」を意味するLouisから来ているのではと思われる。フランス王家で永く継がれた事からも分かるように王に縁のある名前であり、また、小役人のデフォルト名が意図的にそう設定されたのだとしたらその双子の片割れであるレイはスペイン語で「王」「君主」を意味するreyから来ているのではないのだろうかと推測される。
神話・伝承観点から見た双子
後述する王の来歴を参照(書く気力が尽きたので後日書く事にする。2023/12/02現在)にして欲しいのだが、ユアマジェ界における王は=神である。つまりユアマジェ本編において双子もとい小役人は神に最も近い人間とも呼べる。
では神話・伝承において最も神に一番近い人間は誰だったのか?その答えに最も近いのが、アダムとイヴなどで知られる存在、もとい神に造られたとされる最初の人間なのではないだろうか。
この最初の人間について様々な描写がされており、有名どころを簡潔にまとめると
・キリスト・ユダヤ聖書→地上全てを支配・管理させる為に神から加護を与えられた。なお一人である事を憐れんだ神が男の肋骨から女が生み出されたとされる(アダムとイヴ)
・ギリシャ神話→地上に厄災を齎す為に神々から様々な加護を与えられた。男についての記述は不明(パンドラ。パン=全てのもの、パンドラ=全ての贈り物)
・北欧神話→巨人の死体から作り上げた世界で、3人の神が人の顔のような木の幹を見つけた。神と同じ顔を蔑ろにするのを躊躇われたので新しい生命を創る事にした(アスクとエンブラ)
以上三つをまとめたが、いずれも神による手厚い加護が与えられたり、地上を支配・管理する事を求められるケースが多い。
また余談だがバビロニア神話では神の為に働く人間を作る為に混沌の象徴ティアマトの夫であるキングーの血骨を使ったとされている。ティアマトは異形の女神であり、そのあまりの巨大さに「大洪水を起こす竜」と形容されているが、具体的な記述は存在しない。しかし原初の神の内の一人であり、様々な神や怪物を生み出した事から「母なる神」と呼ばれている。何かを彷彿させないだろうか。
パラス
評議会所属・局長(軍事担当)
赤銅色のステキなお耳がとっても魅力的な獣人。軍人としてのプライドが高いがそれ以上に自分の任務に忠実で、気ままに動く王と人命や評議会内の秩序を巡って衝突を繰り返している。ギリシャ神話のパラスアテナ神が名前の由来なのではないかと思われる
フィロ
評議会所属・局長(財務担当)
クマどうにかしてくれ
ノクシーヌ
評議会所属・局長(外交担当)
その思い切りの良さどっから来てんだ
ジッキョ
自称「メイカーの代理人」撮影・実況担当
元ネタはエジプト神話のバステト
カイセツ
自称「メイカーの代理人」編集・解説担当
元ネタはエジプト神話のセクメト
エリカ
ローティーンな少女。レムナント構成員の一人。カマラに懐いているが忠誠を誓う程では無く、また言動もしっかりしている事から薬物による洗脳はされていないと思われる。れっきとしたモブにもかかわらず評議会外で唯一名前を持ってる人間。
メイカー
綿畜生である。王や世界の味方とは誰も言ってない。