概要
主に僧侶が土中の深さ3メートルほどの穴に入って瞑想状態のまま絶命し、ミイラ化した者が即身仏となる。
穴に入る前に木食修行という、いわゆる穴に入るための準備を行う。これは米や麦といった穀物を絶ち、木の実や木の皮などを食べて命を繋ぎながら体の水分や脂肪を落とすというもの。
木食修行を終えると穴の中に入り(土中入定と呼ばれる)、息絶えるまで鐘を鳴らしながら経を読み続ける。
そのあまりの苦行に途中で断念する者も多かったという。
ちなみに似たような言葉に「即身成仏」があるが、「即身成仏」は生きた状態で悟りを開き仏になるという意味のため全くの別物。