人物像
プトレマイオスの総合整備士。ガンダムやプトレマイオスの整備、装備開発などを担っている。かつてはAEU軍所属の技術者だった。15年前、作戦行動中のガンダムを偶然目撃してしまったため、医師のモレノと共にスカウトされてCBの一員となった(武力介入開始前にガンダムの存在を知られることは避けねばならない事態であり、本来なら口封じのために問答無用で消されるはずだったが、当時のマイスターがヴェーダと交渉したことでCB入りを条件に助命が認められた。それでも巻き込まれただけの立場からすればその申し出はかなり理不尽なものだったはずだが、イアンはメカニックとしての好奇心から瞳を輝かせていた)。
TV時点ではすっかり古参のメンバーで、外伝に登場する第2世代ガンダムマイスターとも知り合いで、「プルトーネの悲劇(惨劇)」の真相や、下部組織フェレシュテの存在を知っている。
気さくな性格で、ロックオンやラッセなどからは「おやっさん」と呼ばれ親しまれている。『00F』に登場するシェリリン・ハイドにもメカニックの手ほどきを行っており、「師匠」と呼ばれ尊敬されている。また、「カッコよくないメカは勝てない」、「いざという時にこんなこともあろうかとと言えるよう準備しておくのが一人前のメカニックである」等の持論を持っている。
1st season
『1st』では52歳。ガンダムの地上での単独行動が多かったため、整備や補給、データ収集のために共に地上に降りていることが多かった。国連軍との決戦後は、「ツインドライヴシステム」を搭載するダブルオーガンダムのほか、新型ガンダムの開発を行い、CBの復活に備えていた。
2nd season
『2nd』では57歳。愛娘であるミレイナとともにプトレマイオス2に乗船。娘と共に機体の整備を務めたほか、戦闘では自ら砲手を務めることもあった。最終決戦後もCBに残り、傷ついたガンダムの修復とともに、次世代のガンダムの開発を行っている。
劇場版
『劇場版』では59歳。リンダと共にダブルオークアンタの開発に専念し、機体をプトレマイオス2改まで送り届けた。ミレイナがデータのみの存在となったティエリアに告白した際には、激しく動揺する一面を見せた。ELSとの最終決戦では夫婦でプトレマイオス2改の火器官制を担当。艦がELSに侵食され、戦闘不能になりつつも、リンダと共に「最後まで諦めるな」とスメラギたちを励ましていたが、ELSにサブブリッジを侵食されて脱出不能になってしまい、覚悟を決めてミレイナに最後の別れの通信を送るが、寸前にELSの活動が停止し、無事生還を果たした。
家族関係
妻であるリンダとはなんと25歳もの年の差結婚。リンダが初めてプトレマイオスクルーらの前に現れた際、イアンが「自分の嫁だ」と紹介した際には、リンダの若くて美しいな才媛ぶりとの不釣合いさにクルーは驚きを隠せず、沙慈は、「わ、若い…!」と思わず声に出してしまい、アレルヤに至っては「犯罪ですよ…」と突っ込まれていた。ちなみに結婚を迫ったのはリンダの方かららしい。
スーパーロボット大戦シリーズでも、「何かが間違ってる!」だの、「娘さんがいるわりには、お母様は随分とお若いんですね」だの、「こんなに若いのに、こっちの親父さんと…は、犯罪だ…」だの散々な言われよう。