概要
宇宙要塞ソロモンを巡る攻防戦の終盤、劣勢を悟りソロモンの放棄を決定したドズル・ザビは、撤退戦の殿として単身ビグ・ザムで地球連邦軍艦隊へと特攻をかける。
ビグ・ザムの圧倒的火力によって敵艦隊を圧倒するドズルであったが、スレッガー・ロウの決死の覚悟によってその攻撃網をかいくぐったアムロ・レイの猛攻の前に、ビグ・ザムは沈黙。
しかし、それでも尚戦おうと眼前の敵と戦うべく銃を手に取りアムロの乗るガンダムと対峙し、言い放ったのがこの言葉である。
この際、アムロは生身でモビルスーツに立ち向かうドズルの姿に気圧されており、その背後に彼の闘志を可視化したかのような禍々しいオーラを見ている。
なお、1997年に富野監督自身が「アニメ版機動戦士ガンダムの正式なノベライズ」として上梓した『密会 アムロとララァ』では、“歴史の浅い公国にそんなものがあると信じられる男は、おめでたい”という、アムロの心理――呆れと激怒が描写されている。