どんな組織か
ライトノベル「ハイスクールD×D」に登場するメイン敵組織「禍の団」の派閥の一つ。旧魔王派の指導者が壊滅したことを機に、新たに主軸となる勢力として台頭した。
英雄の末裔や魂を継ぐ者、神器の保有者で構成されており、メンバーは全員人間なのが特徴。曹操曰く「人間がどこまで行けるのかを知りたい」を基本理念としており、神や悪魔などといった超常の存在に挑むことを目的としている。
相手を研究して弱点を突くことを得意としており、またテロリストゆえに洗脳や人体実験などといった非情な所業を行うことにも躊躇がない。ある意味で「英雄」という概念の負の側面を象徴する組織。
また主要メンバーの多くは生まれ持った異能ゆえに迫害されるなどといった経験を持っているものが多く、首魁である曹操(D×D)が示した英雄という光明は希望の光ともなっている。其のためメンバーの中には自ら人体実験を受ける者や、寿命が縮む真似を行うものも多い。
結果としてこれまで非常にレアケースだった禁手に至る方法を発見。それによる禁手のバーゲンセールという異常事態を引き起こすなど、作中世界において技術的ブレイクスルーを果たす。さらにそれを独占するのではなく流通させることにより、神器関係ゆえに不遇を強いられていた者たちの暴走を画策するなど、現政権側との正面戦闘はあえて避け、テロリストらしい立ち回りを行っている。
数々のテロ活動などを行い、神器のドーピング剤を開発するなど旧魔王派よりも立ち回ることに成功したが、若いメンバーが多いゆえに詰めが甘いところがある。そこを突かれる形で暗躍したハーデスの策略にはまりメンバーの一人が再起不能レベルの大ダメージを受けたことから徐々に崩れ始め、主要メンバーの大半が捕縛され、一人が死亡。組織としては壊滅する。
……のだが、そもそも彼の情報を隠していた帝釈天が後ろ盾となる形で事実上の再結成。アザゼル杯において天帝の槍チームとして、監視役を付けられるも参戦し、本戦出場すら果たす。
黄昏の聖槍を保有する曹操や聖人の魂を継ぐ者であるジャンヌがいることから意外と人気があり、また主目的である「頂上の存在への挑戦」が結果的にあっさりかなったこともあって毒気がぬかれ、人格的にだいぶまともになっている。
因みに無条件で許されたわけではなく、各構成員が稼いだ金を使って少しずつ賠償金を払っている。そのため組織としては万年金欠状態だとか。