概要
セーブ機能がなかった『ドラゴンクエスト』、『ドラゴンクエストⅡ』で採用された方式。
特定の言葉を入力することで、今まで進めてきた所から再開できる。
復活の呪文自体は王様などから教えてもらう。
それを正確にメモする必要があり、1字でも間違うと「ふっかつのじゅもんがちがいます」と言われ、ゲームを再開できなくなる。ファミコンの解像度自体が低く文字がにじみやすい上、文字数も多く、ぱ行とば行などの同じ文字の濁点・半濁点の区別や、「ぬ・め」など形の似た文字の見分けが付きにくいのも書き損ねる要因である。
そこは欠点であるが、正確に写しさえすれば、突然のセーブデータの消失に悩まされず、好きな地点からやり直しできるという利点もある。
とはいえ、現在なら携帯電話等で写真を撮れば良いという考えになるが当時はデジカメそのものが存在していなかったためノートなどに筆記する他はなく、写し間違えてせっかく進めたデータが無駄になるというトラブルを経験した人は当時リアルにやっていた人なら体験したことがあるだろう。
また、パスワードを知ってさえいれば、いきなり強い状態からスタートすることもできる。
中でも主人公の名前が「もょもと」になる復活の呪文は有名。
『ドラゴンクエストⅢ』からは冒険の書というセーブ機能が付いた。
メモを取る必要がなくなり、プレイするのが楽になった一方で、
「おきのどくですが ぼうけんのしょ1は きえてしまいました」という新たなトラウマが発生した。
なお、『モンスターバトルロードビクトリー』のように、以降の作品にも特別要素として復活の呪文が登場している。