概要
仮面ライダー響鬼最終之巻「明日なる夢」に登場。
スーパー童子とスーパー姫が自我を持ち、最終的には自分たちに離反した末に滅んでしまった事を受け、彼らの代わりとなる新しいタイプの童子と姫の開発のための実験材料確保の為に、洋館の男女が派遣した等身大の魔化魍。ちなみに容姿のモチーフは狼。
街中で見つけた持田ひとみに目を付けた洋館の男女の命を受け、彼女を新たな童子と姫開発のデータ採取および実験材料のモルモットとするべく彼女を拉致し、彼らの元へと連れ去った。
他の魔化魍たちとは違い、複雑な事柄を実行できる程の高い知能を持っている魔化魍で、道具を使う術を知っており、武器としてナタのような幅広の刃を持つ刀を使用する。また、上記にある通り、洋館の男女が使いとして使役していることからもその知能を窺い知ることが出来る。
それに付け加え、モチーフとなった妖怪『覚』と同じく相手の心を読む読心術の妖術を身に付けている為、相手の考えを先読みし、相手が行動を起こす前に素早くかつ的確に敵を攻撃することが可能という厄介な性質を持っている。
ちなみに本来はあまり好戦的な性格ではなく、読心術はもっぱら敵の攻撃を避けるために使用されるらしいが、TVに登場する個体は洋館の男女により改造を施され、より積極的に攻撃を敵対者に加える好戦的な性格へと変貌している。
劇中、ひとみの救出にやって来た安達明日夢と桐矢京介2人の前に立ち塞がり、鬼としては未だ未熟である京介が変身した京介変身体と交戦し、読心術を駆使して彼を圧倒する強さを見せ付けたが、事前に連絡を受け、彼らを救援しに駆け付けた威吹鬼・轟鬼が駆けつけた事で形勢は逆転。
心が読めるとはいっても所詮身は一つの為、流石に2人相手の戦いには対応し切れず、劣勢となってしまい、最後は威吹鬼・轟鬼の清めの音の連携技を受け倒されてしまった。
余談
元ネタは妖怪・覚。