ゲーム概要
『キャッスルオブドラゴン (CASTLE OF DRAGON)』および『ドラゴンユニット (DRAGON UNIT)』は、セタおよびアテナによって開発・発売されたアクションゲーム。アーケードゲームとして1989年に稼働し、ファミコンにも移植されている。
タイトルが複数あるが、アーケード版においては両タイトルを区別する明確な定義は不明。
ファミコン(NES)版においては、海外版は「CASTLE OF DRAGON」のタイトルでセタが、日本版は「ドラゴンユニット/DRAGON UNIT」のタイトルでアテナがクレジットされている。
ストーリー
中世ファンタジーの世界。平和なWenlary王国に獰猛なドラゴンが現れ街を破壊し、姫をさらって自らの城の最上部に幽閉してしまう。姫を救い出すため、2人の若い王がドラゴンの城へ向かう。
ゲームシステム・特色
任意スクロールタイプのアクションゲーム。主人公をレバーで操作し、ボタンで攻撃やジャンプを行う。アイテムを取る事によって武器が変わったり、アーマー(実質ライフ)や残りタイムが回復するなどの効果がある。
アーケード版においてはキャラクターが比較的大きく描かれており、敵のやられモーションが流血や爆発であったりと、激しい闘いを思わせる派手な演出が目を引く。
ステージ構成も下方向や上方向にスクロールするステージや、奥行きが存在し手前と奥を行き来できるステージなど多彩。2人同時プレイも可能。
しかしファミコン版では性能・容量の限界のためか、アーケード版に見られたグラフィックや演出、ステージ構成などその内容は大幅に簡略化されており、同時プレイも排され1人プレイ専用となってしまった。
キャラクター
主人公/プレイヤーキャラ
- Duke
1プレイヤー側キャラ。王国の若き王の一人。青い全身鎧を身にまとっている。
アーケード版ではライフの減少と共にその鎧が段々と外れていくが、ファミコン版では軽装でスタートし、鎧アイテムを取る事で全身鎧の姿になる。
- Narda
2プレイヤー側キャラ。王国の若き王の一人。赤い全身鎧を身にまとっている。
1人プレイ専用となってしまったファミコン版では登場しない。
その他のキャラクター
- Zuriv
王国を襲い、姫をさらったドラゴン。このゲームにおける元凶であり最終ボス。
- レイラ姫
Zurivにさらわれた姫。アーケード版では名前が出なかったが、ファミコン版でこの名が付いていた。
敵キャラクター
※いずれも正式なキャラクター名は不明。
- *女剣士(仮称)
アーケード版ステージ2の道中に出現。このステージにしか登場しないが、このステージで出現する敵は彼女たちのみである。ファミコン版では登場せず、他の敵キャラに置き換わっている。
赤茶色の長髪の女性。青緑色のレオタードを着ており、同じく青緑色で統一した肩当て・グローブ・金属製のブーツを身につけ、剣と盾で武装している。