概要
両眼に万華鏡写輪眼(以下、万華鏡)を一度でも揃えた者が宿す、写輪眼最強の術。名前の由来は日本神話に登場する英雄神『須佐之男』から。
マダラ曰く須佐能乎を開眼するうちは一族は稀であるらしい。現時点で開眼した者は
大筒木インドラ、うちはマダラ、うちはイタチ、うちはサスケの計4人。はたけカカシも一時的ではあるが使用した。
膨大なチャクラでできた骸骨の像を形成し、操る。骸骨の像はあらゆる忍術に対して強大な防御力を誇る。体術に対しても強力な防御力を誇るが、無敵ではなく破壊されることもある。また、足元がお留守になるので砂を使って足元をすくわれたり、聴覚系の幻術は防ぐことはできない、術者が引きずり出されると短時間で崩壊するなど弱点も多い。
チャクラを膨大に消費する術であり、なおかつ全身の細胞に負担がかかるというリスク(使用回数を重ねるごとにリスクは減少する)があったために、病弱だったイタチはこれに耐えられず死亡した。
この術は他の瞳術とは違い、必要な条件は「万華鏡写輪眼を両目に揃えたことがある」「うちは一族の血脈を持つ」の二つであり、眼球ではなく本人自体に宿る模様。
(事実、外道輪廻の術で生き返ったマダラは、盲目状態でも発動していた)
第一段階
人間の腰から上の胴体のような像が浮かび上がり、最終的に鬼のような顔をした巨人に変化する。その気になれば全身にもなれる。ちなみに術者によって姿が違う。
■イタチ どこか女神を思わせる外観。
■サスケ 陣羽織を纏った武将の姿をしている。イタチに比べて禍々しい。
■マダラ 両面宿儺のような二面四腕の姿。
第二段階
永遠の万華鏡写輪眼によってのみ到達できる「完成体須佐能乎」であり、足が生え完全な人型になる。サスケ、マダラ、インドラのみが使用している。
頭から布を被った修験者を経て天狗に似た顔を持つ四腕の鎧武者と言った風貌。
ちなみに超巨大で額の部分に術者がいる。尾獣にせまる強さを誇るが正直、尾獣よりもつよく見える。また、鎧の形を翼に変化させ飛翔する能力を見せている。
マダラは柱間との戦いでは九尾に鎧のように纏わせる形で発動させる威装・須佐能乎を使用した。サスケもオビトとの交戦中、九喇嘛モードのナルトのチャクラに鎧のように纏わせた。
又、カカシ(オビト)の須佐能乎も上記の特徴を持っているが、これはオビトが六道仙人化をした時の影響だと思われる。
サスケはナルトとの決戦時に地爆転生内に封じた尾獣九体のチャクラを須佐能乎に取り込み十尾の力を引き出した。
使用術
■十拳剣
イタチの須佐能乎が右手に持っていた霊剣。
剣自体に封印術が施されており、突き刺した者を幻術の世界に飛ばして永久に封印する効果を持つ剣。
大蛇丸が探していた『草薙の剣』の一振りであり、別名「酒刈の太刀」と呼ばれる。
■八坂ノ勾玉
須佐能乎発動時にのみ使える遠距離攻撃術。写輪眼の瞳の勾玉のような形をしており、イタチは繋がった3つの勾玉、マダラは数珠状に連なる複数の勾玉を、サスケは勾玉に炎遁・加具土命で黒炎を付加して飛ばす、といった使い方をしている。
■八咫鏡
イタチの須佐能乎が左手に持っていた霊器。体術などの物理攻撃を弾き、盾自体の性質変化を変えることで忍術を無効化する絶対防御の盾。
■炎遁・須佐能乎・加具土命
サスケの須佐能乎の持つ武器。高速かつ強大な威力を持つ矢を放ち敵を攻撃する。
■太刀
正式名称は不明。
サスケとマダラの「完全なる須佐能乎」の持つ武器。マダラの場合一振りで大地を叩き割った。十拳剣の可能性もある。
◼︎神威手裏剣
カカシ(オビト)の「完全なる須佐能乎」の持つ武器。カカシ(オビト)の万華鏡の模様型の手裏剣。
これが当たった物は神威の時空間に転移させられる。尚、連射、同時に2つ以上の神威手裏剣を飛ばすこともできるので、これにより複数の部位の転移が可能になった。
◼︎インドラの矢
サスケがナルトを倒すために十尾のチャクラを雷遁の矢にして放つ武器。