プロフィール
概要
緑谷出久の母親。漢字表記では緑谷引子。
自身は「物を引き寄せる」、夫の久は「火を吹く」という個性を持ったごく普通の一般人。夫が海外へ単身赴任しているため、女手一つで一人息子の出久を育てている。
肝っ玉が小さく、引っ込み思案な性格。若い頃は痩せていたのだが、出久の子育てに対して罪悪感や悩みを抱えてしまった結果、太ってしまった。
出久同様小心者だが芯のある内面の持ち主で、家庭訪問の際にはオールマイトを前に萎縮しながらも、親の立場から断固として学校の教育を批判する姿勢を貫いた。
出久が雄英高校入学後には手製のジャンプスーツをプレゼントしたり、ヒーローを目指す出久の事を全力で応援したりと非常に子思いの優しい母親である。
しかし雄英に入学して以来、息子が訓練やヴィランとの戦いによってボロボロになっていくことに日に日に不安を募らせていき、彼が憧れのヒーローを目指すことに親として疑問を抱くようになる。
一度は出久に対してオールマイトへの師事を辞めるよう諭したが、出久の強い決意とオールマイトの真摯さに突き動かされる形で、それ以降の雄英通学を許可した。
この時期から出久にとって憧れであり、オールマイトそのものだった「最高のヒーロー」は、より具体的な目標として、彼自身の未来像へと変わっていくことになる。
職業:ナチュラルボーンヒーロー・平和の象徴オールマイトを、真っ正面から批判する人間ような一般人は、過去にもそうはいなかっただろう。とりわけ「命に代えても」と決意を語った彼を「必ず生きて導いて」と諭したことには、オールマイトも少なからず感動を覚えていた。
そうした彼女の母性的な強さはオールマイトから自身の師匠・志村菜奈に似ていると言われていた。