概要
ファーガス海賊団の特攻隊長。
海賊らしく粗暴な性格だが、信頼した相手にはある程度温和に接する。
本編の5年前、バドンの町に血まみれで倒れていたことがある。その日は「エリミーヌの教えの日」という血に一切触れてはいけない特別な一日だったことから、半日の間、誰も近寄らなかった。
しかし、それを見かねたファーガスが迷信を振りきって手を差し伸べ、彼の死の間際になんとか救われた。
頭にも大きな傷があるほどの重傷だったことや、半日もの間重傷も身で放置されていためか、それ以前の記憶を一切失っている。
伝説の海賊王ハンガックの遺したと言われる秘宝を見つけ出すことを夢見ている。
金稼ぎにはほぼ興味がなく、見つけた秘宝を自分で隠し直し、「大海賊ダーツが遺した秘宝」として数多の冒険者達に捜させたいと考えている。
ユニット性能
クラスチェンジ先が前作から変更されているが、必殺補正が半減したバーサーカーと考えて差し支えない。
HP・力・速さが伸びやすい、特化型の成長傾向。他のパラメータの成長は芳しくなく、特に技がかなり伸びにくい。…のだが、前作から斧全体の命中値、および三竦みの命中補正が引き上げられており、命中の低さを感じることはあまりない。それでいて攻撃面で重要なところばかりよく育つため、斧使いではヘクトルに次いで使いやすい。
属性は炎。支援相手はファリナ、ウィル、ガイツ、レベッカ、カレルの5人。
加入時期・進行速度・支援効果を踏まえると、レベッカと組むのが鉄板。攻撃力がやや足りなくなりがちなレベッカに火力を提供しつつ、ダーツ自身も命中と必殺を補え、非常に相性がいい。同属性支援になるため、小数点以下の切り捨てが発生しない点も見逃せない。
かなり優秀なユニットだが、クラスチェンジアイテム「覇者の証」の資産価値が50000Gと、他のクラスチェンジアイテムの実に5倍の金額となっており、評価狙いでは資産評価との兼ね合いから昇格を見送られることが非常に多い。ダーツ1人を取るか、他のユニット5人を取るかと言われれば、後者を選ぶ人が圧倒的に多いのは無理からぬ話である。
行方不明になったレベッカの兄・ダンに似ており、消息を経ったのがバドンの町だったことから、レベッカやウィルからは「ダンではないか?」と問いかけられる。
しかし、当人は記憶が無いため、人違いをされていると苛立っているシーンが多い。
発見場所や傷の位置など、記憶喪失のダンと思しき部分が多数あるが、ハッキリとした確証がなく、本編で真相は明かされなかった。ただし、レベッカ・ウィルとの支援会話では最大まで進めると、彼等の思いに対して一定の希望を与えている。
戦後はファーガス海賊団へと帰参したものの、後の海戦で深手を負って海に転落、消息不明となってしまった。
一方でファリナとのペアエンドがあり、そちらでは消息不明にはなっていないようである。