ダーツ(烈火の剣)
だーつ
ファーガス海賊団の特攻隊長。
本編の5年前、バドンの町に血まみれで倒れており、その日は「エリミーヌの教えの日」という血に一切触れてはいけない特別な一日だったことから誰も近寄らなかった。しかし、それを見かねたファーガスが迷信を振りきって手を差し伸べ、彼の死の間際になんとか救われた。
頭にも大きな傷があるほどの重傷だったことや、半日もの間重傷も身で放置されていためか、それ以前の記憶を一切失っている。
口調のせいで粗暴な印象を受けやすいが、性格そのものは比較的温和。ファーガスと船に乗れるかの勝負時には「間違ってもお頭に攻撃するなよ」とわざわざ警告し、レベッカに腕を掴まれたときにも「むやみに知らない男の腕を掴むな」と注意して立ち去っている。
また、気絶したニニアンを引き上げた際は、運ぶのに同性のリンに助けを求め、ヘクトルからは「意外に紳士的」と感心されていた。
伝説の海賊王ハンガックの遺したと言われる秘宝を見つけ出すことを夢見ている。ただし、宝自体には興味がなく、自分で隠し直して「大海賊ダーツが遺した秘宝」として数多の冒険者達に捜させたいと考えている。
このエピソード以外にも、一行に同行した理由が「魔の島を見物したい」だったり、「タダでいろんなところを見て回れるから、こっちが金払ってもいいくらい」とも語っており、冒険や旅を楽しむ傾向が強く、金銭に対する執着は非常に薄い。この話を聞いたファリナには呆れられている。
行方不明になったレベッカの兄・ダンに似ており、消息を経ったのがバドンの町だったことから、レベッカやウィルからは「ダンではないか?」と問いかけられるも、当人は記憶が無いため、人違いをされていると苛立っているシーンが多い。発見場所や傷の位置など、記憶喪失のダンと思しき部分が多数あるが、ハッキリとした確証がなく、本編で真相は明かされなかった。ただし、レベッカやウィルとの支援を進めると、彼等の思いに対して一定の希望を与えている。
戦後はファーガス海賊団へと帰参したものの、後の海戦で深手を負って海に転落、消息不明となっている。しかし、「フェレでよく似た男を見かけたという話が残る」と続いていることから、記憶が戻って帰郷したとも解釈できる後日談となっている。
一方でファリナとのペアエンドがあり、そちらでは消息不明にはなっていないようである。
能力値
クラスチェンジ先が前作から変更されているが、必殺補正が半減したバーサーカーと考えて差し支えない。
HP・力・速さが高くなりやすい、特化型の能力値傾向。他のパラメータの成長は芳しくなく、特に技がかなり伸びにくい。しかし、前作から斧全体の命中値、および三竦みの命中補正が引き上げられており、命中の低さを感じることはあまりない。それでいて攻撃面で重要なところばかりよく育つため、斧使いではヘクトルに次いで使いやすい。
支援関係
相手 | 属性 | 支援C | 支援B | 支援A |
---|---|---|---|---|
ファリナ | 理 | 41ターン | 41ターン | 41ターン |
ウィル | 風 | 21ターン | 28ターン | 28ターン |
ガイツ | 雷 | 41ターン | 41ターン | 41ターン |
レベッカ | 炎 | 16ターン | 28ターン | 28ターン |
カレル | 光 | 41ターン | 41ターン | 41ターン |
加入時期・進行速度・支援効果を踏まえると、レベッカと組むのが鉄板。攻撃力がやや足りなくなりがちなレベッカに火力を提供しつつ、ダーツ自身も命中と必殺を補え、非常に相性がいい。同属性支援になる点も見逃せない。
かなり優秀なユニットだが、クラスチェンジアイテム「覇者の証」の資産価値が50000Gと、他のクラスチェンジアイテムの実に5倍の金額となっており、評価狙いでは資産評価との兼ね合いから昇格を見送られることが非常に多い。ダーツ1人を取るか、他のユニット5人を取るかと言われれば、後者を選ぶ人が圧倒的に多いのは無理からぬ話である。