ナイトメア(ソウルキャリバー)
ないとめあ
プロフィール
概要
1作目から登場したキャラクター。使い手となったジークフリート・シュタウフェンの歪んだ精神状態に感応するように、甲冑をまとった騎士の姿をしている。ジークフリートが邪剣の呪縛を断ち切ってナイトメアから分離した後も、ソウルエッジは復活のたびにナイトメアの形態をとり続けている。
シリーズを重ねるごとに、主人公格となったジークフリートの永遠の敵として位置づけられるようになり、また霊剣の使い手を待ち受けるラスボス・准ラスボスのポジションとなっている。
シリーズによって中身が違ったり、中に人などいなかったりするが、総じて邪剣が本体・主体であるため、特にⅢ~Ⅴにかけてはジークフリートのストーカーと化している。
略歴
ソウルキャリバー
父殺しの罪を魅入られ、ソウルエッジの邪気に取り憑かれたジークフリート・シュタウフェンが「多くの魂を狩り取れば父親を復活させられる」という邪剣の言葉を信じ、異形の戦士“ナイトメア”となって殺戮を繰り返す姿。
DC版『ソウルエッジ』では赤い甲冑姿だったが、本作から「蒼い悪夢」のキャッチコピーの通り青黒い鎧姿となっている。
父フレデリックを盟主と仰ぎ、自身と動機は様々ながらナイトメアに手を貸して虐殺を支持する者たちを、紋章学における盾と色彩になぞらえて「盟約の盾」と名付けるなど、知らずとはいえ自ら殺害してしまった父親への愛情や後悔の念が極めて歪んだ形で現れている。
ソウルキャリバー2
前作と同じくジークフリートがソウルエッジに肉体を乗っ取られている。このため異形化した右手と連動しない籠手や鎧の一部がなく、背後から見ると人間の肌が見えることがある。
基本的にはナイトメアとしての悪の部分を象徴するキャラクターだが、インフェルノを倒すと「これでいい」と呟き、深淵に邪剣を葬り去るなど、エンディングでは完全にジークフリートへと戻るストーリーとなっている。
ソウルキャリバー3
ジークフリートが正気を取り戻した事で分離してしまったが、ザサラメールの秘術により彼が残した甲冑と融合した事によってソウルエッジのみで活動できるようになった。
人間の肉体を失った影響からか、肉体の一部に牙が生えた口が形成され、全体的に禍々しい容姿となる等、前作と比べると人間離れしている。
まだ分離して間もないためか、元の使い手であるジークフリートへの執着が強く、小説版では鎧に繋ぎ止められながら「我を置いていくな」と訴えるなど、すでにストーカーの片鱗を見せている。
また、ザサラメールがナイトメアごとソウルエッジを復活させたのも、ソウルエッジのジークフリートに対するストーキング機能を利用して霊剣のありかを突き止めようという、洋ドラの悪徳刑事によるおとり捜査もかくやという動機のためである。
ソウルキャリバー4
前作でソウルキャリバーに敗れた後、再び復活を遂げた。
それに伴い、胴体がビシャモンのごとく巨大な顎に変化し、足が二本爪になる等、前作よりも更に人間離れした外見となっている。
なお、ソウルエッジが片刃から両刃になっている。
ソウルキャリバー5
デュマ伯が新たなソウルエッジの宿主となった。邪剣ソウルエッジ最大の特徴として「使い手が最も得意とする武器に姿を変え、その流派で戦う」という設定があり、中の人がデュマ伯=ラファエル・ソレルであるにも関わらず、なぜか頑なに我流のツヴァイハンダーで戦う。なお、中の人がラファエルであるためか、より効率的にイヴィル化と魂狩りを行うべく謀略を巡らせ、神聖ローマ皇帝ルードルフ2世に取り入ってハンガリー王冠領の統治権を握るなど、前作よりも格段に奸智に長けたキャラクターとなっている。その分、「純粋な殺戮の化身」たるナイトメアに心酔して付き従ってきたティラからは幾分か幻滅されている。
ソウルキャリバー6
時系列的にジークフリートが宿主である。ジーク本人はキリク達に敗北後見知らぬ土地で目覚めたという状況で参戦。1に近い時系列のため、ジークフリートと対峙すると「父上の仇」「何度でも殺してやる」と敵意をあらわにする。
本作では2Pコスチュームが存在しないため、2の時のような素顔のナイトメアを最初から使うことはできないが、アーマーブレイクによって上半身の鎧や兜を破壊することで素顔を拝めるようになる。
容姿
シリーズを通して異形の右腕を持った鎧騎士という姿であり、大剣状のソウルエッジを常に持ち歩いている。