ルシール・ベルヌイユ
るしーるべるぬいゆ
概要
CV:朴璐美
「最古のしろがね」として、多くの戦いを生き抜いてきた女性。
今は新しいしろがねに人形の操り方を教える指導的立場の人で他のしろがねから「先生」と呼ばれている。
しろがねとしてはとても高齢で、極度に集中力を要する人形を使っての長時間の戦闘は出来ない。
だがそこは常人の数倍の身体能力があるしろがねのこと、人形が使えなくとも重火器を片手ずつ持って二丁拳銃のように振り回したり、サーベルをもって肉弾戦をやったりと、とてもパワフルなバアさんである。
性格
目的や使命のためなら人間的な感情を捨て去り非情に徹する。永い時を生きてきた為もあり、感情の起伏に欠ける。
だが本来は母性の溢れた心優しい女性で、娘のアンジェリーナの幸せを願いあえて冷たく突き放した。
そして使命を優先するため自分の娘に母親らしいことを出来なかった事を悔いている。
鳴海らと共に旅をするようになってからは、どこか鳴海とミンシアを我が子のように思っていた節があり、「しろがね」と自動人形との最終決戦において、ミンシアがゾナハ病に罹らぬよう、強引に自分の血を飲ませるなど、不器用ながらも彼らを心配する行動が見られる。
最期
そして最終決戦にて、自らの永きに渡る戦いに終止符を打つ。
彼女が望んだ復讐は、実は真夜中のサーカスでもなければフランシーヌ人形でもなく、自分の目の前で惨たらしく息子を殺したドットーレただ一体を彼が最も絶望する方法で完全に破壊することだった。
そのパワフルさ、心に秘めた葛藤、壮絶な最期から「世界一かっこいいババア」と称する人もいる。
実は
娘アンジェリーナに柔らかい石を埋め込み、自動人形を引き寄せる囮にしたと劇中で何度も語っていたが、実は仲間の二人が勝手にやったことであり、ルシールはまったく関与していなかった。この事実はルシールの死後に描かれた過去編にて判明する。何も知らなかったとは言え、娘一人に重荷を背負わせたのは罪として受け止めていたのだろう。
実はルシールはしろがね(エレオノール)の祖母に当たる。しかしこの事実は巧みに隠されていたため、ルシール自身も気づいていなかった。ちなみにルシールからすれば、フランシーヌは伯母(母の姉)に当たる。アンジェリーナやエレオノールがフランシーヌに似ているのはある意味当然だったといえる。