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  1. からくりサーカス』のヒロイン
  2. からくりサーカス』に登場する架空の薬で超人化した人。
  3. からくりサーカス』に登場する組織名。

『からくりサーカス』のヒロイン編集

センシティブな作品からくりサーカス しろがねとあるるかん

CV:林原めぐみ(TVアニメ)/横山智佐(サンデーCM劇場)


マリオネットあるるかん」を操る銀髪銀眼の美少女。本名はエレオノール

物心つく前からギイ・クリストフ・レッシュ(以下、ギイ)に伴われ、ルシール・ベルヌイユらに教えられた人形繰りで「自動人形」との戦いに身を投じながら育った。サーカスで暮らしてきたが自身は心から笑ったことは無い。


才賀正二(以下、正ニ)から与えられた使命により、才賀勝(以下、勝)を「お坊ちゃま」と呼んで守護し、彼を自身の存在意義としている。クールで動じない彼女だが、勝関連ではうろたえる姿が見られる。

この勝や加藤鳴海(以下、鳴海)との出会いによって、少しずつだが感情を表していくようになる。


物語開始後からしばらくして、鳴海とは徐々に異性として意識し合うようになる。

しかし、軽井沢での戦いの最中に起こった爆発で鳴海が生死不明となってしまい、死んだと思った彼女と勝を失意のどん底へ叩き落とした。

だが、そうした悲劇を経ても力強く生きていこうとする意志は捨てず、仲町サーカスに勝と共に加わり、仲間達との日々で彼女自身も成長していく。


実はクローグ村最初のしろがねの1人・才賀アンジェリーナとその伴侶・才賀正二の一人娘で、母譲りの酷似した容姿を持つ。しかしそれはしろがね達の宿敵・フランシーヌ人形と酷似することも意味しており、それが原因でフェイスレスに執心されるようになる。

その上、しろがねの源にして人形の業を解放する力を持つ『柔らかい石』を、胎児の頃にアンジェリーナから受け継いだため、しろがね・人形双方に振り回される人生を危惧した正二、ギイによって、彼女の安息と将来を守る大芝居が打たれた。

 

だが……そんな彼らの願いも虚しく、計画は思わぬ場所から崩れていくことになる…。



【警告】以下、終盤のネタバレ注意!!編集




























フランシーヌ人形とフランシーヌ(オリジナル)の髪が溶けた生命の水を飲んだことによって、両者の記憶の一部を持っている(たとえば、フランシーヌが捕らわれていた際の記憶により、暗く囲まれた所が苦手)。

しかしそのことによって、再会した鳴海からはフランシーヌ人形の生まれ変わりだと思われた。


それに加えて、「最古の四人」の自動人形であるパンタローネアルレッキーノを従えていること、世界中にゾナハ病が広まった原因がフェイスレスが彼女を狙ったためであることから、ローエンシュタイン公国にいる生き残りの人々から冷遇され、鳴海の幼馴染で彼に好意を抱いていたミンシアからも嫉妬心を含めて憎悪されてしまうが、鳴海によって救われた過去を持つエリ公女に励まされていたおかげで、怪我人の手当てをしたり、浄水施設の水に自分の生命の水入りの血液を毎晩大量に入れたりと、献身的に行動していた。


ハーレクインとの戦いの後、鳴海に告白され、その時初めて心から笑うことができた。

全てが終わった後は鳴海と共に二人だけのサーカスとして世界を回っている姿が描かれた。

『からくりサーカス』に登場する架空の薬で超人化した人編集

錬金術最大の成果「柔らかい石」より生成される万能の霊薬「生命の水(アクア・ウイタエ)」を飲むことで超人化した人々。

髪の毛、瞳が銀色になり、睡眠をほとんど取らずに済み、身体能力及び寿命が5倍に向上する。

傷の再生が目に見えるほど早くなり、死ぬには体内のアクア・ウイタエがなくなるほどの出血をするか、自分自身の「生」を満足するかのどちらかしかない。

(身体の一部が千切れても、その箇所をくっつけていれば自然と繋がる。)

ただし完全な不死ではなく、頭や腹部を一撃で破壊されれば死亡する。


元ネタは賢者の石とそこから生成される不老不死の薬「エリクサー」のことだと思われる。


『からくりサーカス』に登場する組織名編集

自動人形の破壊を目的とした人間及びその集団。

構成員全員がアクア・ウイタエを飲んだ「しろがね」であり、元々は最初に自動人形に滅ぼされたクローグ村の生き残りだった。

自動人形襲撃後生き延びた村人がゾナハ病で動けなくなっていた所に旅の錬金術師が現れ、彼が生成したアクア・ウイタエで助けられた。

しかしそのアクア・ウイタエはその錬金術師自らが溶けたものであったため、多くの知識を得ると同時に自動人形への激しい憎悪に取憑かれてしまう。

この錬金術師が「しろがね」と名乗ったので、その意志に支配された自分たちも「しろがね」を名乗っているのである。


錬金術師の意志に支配された「しろがね」たちは、全てにおいて自動人形の破壊を優先する。

その時代時代を上手く生きるために「人間の真似事」をしているが、何より使命を優先する彼らは一般人との協調性に欠けやすく、集団行動には向いていない者も多い。

このため自動人形を破壊するために人形になった者たちとも喩えられている。


「しろがね」の武器編集

「しろがね」の武器は操り人形(懸糸傀儡/マリオネット)を使用する。

普通、自動人形武器を持った者に対してもはや人間では対処できない速度で動くのでまともに戦うことができない(しかも武器が強力であればあるほど速度が上がる)。しかし「観客に見える速さで動かなければならない」というルールに縛られているため、武器なのか玩具なのか判別が付かない操り人形を使えば「観客」扱いとなり、自動人形のスピードを封じることが出来るのである。

しろがね自身が武器を持たないと言うわけでないようで、しろがねの一人であるルシールは銃火器や剣を用いて自動人形と交戦している。


新たな「しろがね」の誕生編集

「しろがね」はゾナハ病で苦しむ者の前に現れ、ゾナハ病のままでいるか、それともゾナハ病が治る代わり自動人形との命を賭けた戦いに身を投じるかを選択させる。

ここで「治る」方を選択したものはアクア・ウイタエが与えられ新たな「しろがね」となる。


例外編集

前出のエレオノールは、生後数か月である事件によってアクア・ウイタエを飲んでしまい、選択を経ないまま「しろがね」となってしまった。正二やギイ、ルシールも彼女に「しろがね」としての厳しい鍛錬を課しつつも身の上を案じている。


余談編集

アニメの声優の林原めぐみは原作者が同じ『うしおととら』ではラスボスの白面の者を担当している。

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