概要
ハドソンから発売されていた桃太郎電鉄や桃太郎伝説においては、各作品ごとにある特定のコマンドをこなしたり、特定の条件を満たすと若い女の子の入浴姿が表示されたグラフィックを拝むことができた。
露出度は発売された時期や機種ごとによって異なっており、CEROが登場した21世紀以降はバスタオルで体を完全にガードした土居孝幸氏による無難な絵柄になっているが、それ以前は肌の露出度が高い作品が多く、特にPCエンジン版では乳首が描かれていた。
桃太郎シリーズにおける象徴ともいうべき存在の一つであり、これを楽しみにプレイしたプレーヤーも多いと思われる。
初期や21世紀以降はメインデザインの土居孝幸氏が作画を担当しているが、SFC〜PS時代はジャンプ放送局の「ミスJBSコンテスト」にてレベルの高い美少女イラストを投稿していた常連が作画を担当した。
シリーズ別
桃太郎伝説シリーズ
桃太郎伝説シリーズにおいてはストーリー中盤にてゲーム中最大の町である希望の都にある銭湯を覗くという展開が多く、方法もかくれみのやおによけの術など姿を消すやり方やある特定の場所を調べる等がある。
また、味方にはらだしというキャラがいる場合は彼が高レベルで覚えるまるだしの術を使用する事によって覗ける事があり、どちらにせよこれが旅を続けるモチベーションになったプレイヤーも少なからず存在すると思われる。
桃太郎電鉄シリーズ
桃太郎電鉄シリーズにおいてはちいきデータのコマンドを使用した際に出てくる虫眼鏡を使って特定の場所を調べる、特に温泉地帯に多い女性が露天風呂に使っているアイコンを調べると覗けることが多い。
ただし、女湯イベントが複数存在するものもある。
ただ、そのまますぐに覗ける事は少なく、クイズに答えたり何らかの条件を満たさないと覗く事が出来ない事が多い。
場合によっては長居をすると大変な事になることもある(後述)。特殊な条件では「99年プレイをする」「借金をマイナスでカンストさせる」という時間や手間がかかるものがある。
『Ⅲ』のみ、同じく隠しモードである「美術室(イベントグラフィック閲覧)」でも女湯のグラフィックを表示できたのだが、『DX』以降は美術室では表示できないようになっている。
ちなみに『Ⅲ』の女湯グラフィックを担当したのはジャンプ放送局でペンネーム「水遊び」を名乗っていた実はアニメ版クレヨンしんちゃんの作画監督の原勝徳氏である。
『DX』では開発中と製品版で一部に差違があり、開発中のものは女の子の一人が後ろ向きではあるものの完全な全裸だったのを製品版ではバスタオルを巻いているグラフィックに変更されている。
シリーズが進むにつれ、規制の厳しい機種への移行に伴い、グラフィックも露出や色気の少ない無難なものになっていった。
その他
アクションゲームである桃太郎電劇シリーズや桃太郎シリーズ生みの親であるさくまあきら氏が手がけたさくま式人生ゲームや怪獣パラダイスといった作品でも女湯覗きが存在している。
大貝獣物語
直接影響を受けたかは定かではないが、桃太郎シリーズと同じハドソンから発売されたRPGである大貝獣物語においても入浴イベントが存在している。
これはストーリー中盤以降に登場する我が町において温泉を建設し、パーティーにキララ、リンダ、トキアの三人の女キャラがいる状態で温泉に入ると入浴イベントが発生する。
SFC版では残念ながら黒い背景に三人の会話のみであるが、モバイル版ではグラフィックが追加されている。
トラップ
男湯!?
SFCでの最終作「桃太郎電鉄HAPPY」・PS版「桃太郎電鉄7」では、とある場所を調べると何故か無条件でいつものように湯気で隠れた温泉イベントが始まるのだが、湯気が消えるとそこには・・・
やけに筋肉質のイケメン達が入浴中の男湯の光景が!!
まさかの桃太郎スタッフの罠であった。
ちなみにこの男湯も『ミスJBSコンテスト』出身の常連が手がけている。
痛い目にあう
覗くのならまだいいが、秘書から「もう戻りましょうよ」と言われてもしつこく「いいえ」を選択し続けると…
彼らの背後からキングボンビーが現れて大金を奪われる事もある。
肩透かし
さらに「桃太郎電鉄7」ではスタッフはさらに巧妙な罠を仕掛けていた。
「女湯カード」というものが登場したのである。
その価格なんと20億円、しかも黄マスやイベントでは手に入らず、要は大枚はたいて買うしかない。
そしていざ使ってみると・・・
確かに女湯である。間違いない。
予想と違っていたのは・・・
誰も入浴していない風景が広がっていたことだった!