嫉妬心を操る程度の能力

しっとしんをあやつるていどののうりょく

嫉妬心を操る程度の能力とは、「東方Project」シリーズに登場する「水橋パルスィ」の持つ能力である。

概要

『嫉妬心を操る程度の能力』は、嫉妬が嫉妬を呼ぶことで、他人の嫉妬心を煽ることができる能力である。

人間関係（対人関係）を容易く破壊できるという意味では、本当に恐ろしい能力である。

彼女が地底に封印されているのもそのせいかもしれない。

パルスィは人間の嫉妬心を糧とし力とする妖怪であるが、

単に嫉妬心を糧にすると言うよりは彼女自身が嫉妬心そのもので構成されていると言っても過言では無いらしい。

故に嫉妬している人間が居る以上、彼女の力は無尽蔵である。

・・・・・・なんというか、元気玉みたいなものかもしれない。（もちろん全然違うが）

また、嫉妬心を操る以外にも分身したり、グリーンアイドモンスターを使役したりも出来る、

ある意味芸達者な存在である。

余談だが、パルスィの能力は宇治の橋姫伝説からきているという説がある。

橋姫はそもそも橋を守る女神であり、悪霊や外敵を防ぐために橋の袂に祀られていた男女二神（所謂塞の神の一種）や人柱や水神信仰などが習合したものと考えられている。

地方によって橋姫の伝承は様々で性質も多少異なる。

ただ、橋姫は嫉妬深いとされ、宇治においては宇治橋で他の橋を褒めたり結婚式で宇治橋を通ることは避けられていた。

なぜかというと、宇治の橋姫は他の女に夫を奪われた憎悪と殺意のあまり、宇治川に身を浸し、生きながらに鬼になり恨みを晴らしたという。

まさに、嫉妬心を操る程度の能力を持つパルスィに相応しい逸話といえよう。