概要
創作では本来の意味から転じて、恋愛事に関して疎いにもほどがある人物やキャラクターがこう呼ばれることが多い。この意味で使われる場合、当該キャラクターは気さくで話好き、物わかりのよい(言い換えれば優柔不断な)性格であることも多い。
傍から見ればハーレム状態で「リア充爆発しろ」な状況にいるのに全然理解していないなど、ラノベの主人公によく見られる気質。
批判がありながらも即断即決型だったり恋愛事の機微に聡かったりする主人公はなかなかいない。
仮に主人公に決断力があった場合は早々に誰かとくっついて話が展開しにくくなり、恋愛事の機微に聡い(=モテると自覚する)と鼻持ちならない嫌味な性格になってしまう恐れがあるからであろう。
また、個別エンドのあるギャルゲーやエロゲーがアニメ化された場合、早々に誰かとくっつくと話が終わってしまうため、主人公が朴念仁化されてしまうことも多く、話が長くなったりヒロインの人数が多ければ多いほど、主人公の鈍さは拍車がかかる一方となる。
酷いものになると「読者はおろか作中の主人公以外ほぼ全員が気付いているのに、主人公だけが全く気付かない」という、なにかの呪いか何かか?と疑いたくなるレベルのものもある。
ただし、凌辱ものの作品では逆に主人公がこうした機微にやけに聡いことが多く、懸想するヒロインの恋心につけこんで主人公が…(以下略)といったパターンも多い。
ちなみに、朴念仁が進化すると「朴念神」になれるらしい。