概要
狼と騎士が合わさったようなデザインの超人。初登場時とそれ以降で微妙に顔のデザインが変わった(単行本では最終デザインに統一された)。先祖は北極近くの寒冷地に住んでおり、その頃は大柄な種族であった。
サグラダ・ファミリアの特設Bリングでウルフマンと対戦する。
見た目通り、鋼鉄製の爪で切り裂く「狼爪の一撃」と金属製の顔と一体化した顎で噛み付く「メタルバイト」を使った戦いが得意だが、滞在している惑星の環境が過酷であるほど、身体が大きくなるのが特徴。
試合序盤はウルフマンの張り手を受け続けていたが、アリステラの追加命令を受けて反撃を開始。しばらく膠着状態になっていたところで右上手投げ、居反り投げ、撞木反りといった相撲技を受け続けるが、地球の空気を吸ったことで遺伝子に刻まれた記憶を呼び覚まし、雄叫びを上げて髪と爪を伸ばし、身体を巨大化させて反撃を仕掛ける。ウルフマンを投げ飛ばした直後にラリアットで叩き込み、パワー勝負でも圧倒するなど優位に立ち、長い尻尾を使った「狼尾鉄鞭」、両腕で足、両足で首をクラッチしてリングに叩き込む「ルナイトボム」を決め、四股で頭を踏み付ける。ウルフマンがドラゴンスクリューを仕掛ける前に脱出、狼尾鉄鞭でウルフマンの身体を巻き付き、肉体を分断する応用技「ウォルフガングスパイラル」で締め上げる。
手負いの超人相手に戦っても意味は無いと考え(友情パワー発動を煽るためか)、キン肉マンと選手交代の提案を持ちかけるが、キン肉マンと比較される屈辱を受けたウルフマンに尻尾を引きちぎって脱出され、ぶちかましを受けるが、即座にメタルバイトで左足を食いちぎる。それでもなお立ち上がるウルフマンから「ルービックキューブ張り手」を受けるが、ウルフマンの左足のダメージで威力が半減したことで咄嗟にかわし、右腕を噛みつき、喉輪落としで叩き付ける。
ここでキン肉マンからの叱咤激励を受けたウルフマンが「火事場のクソ力」を発揮。メタルバイトを仕掛ける前にルービックキューブ張り手で顎を破壊されて顔が歪むが、アリステラからの叱咤を受けて六鎗客としての使命を果たすため、合掌捻りで投げ飛ばされる前に両足の爪をリングに食い込ませて威力を弱め、友情パワーを取り込み覚醒(この時、瞳がΩになっている)。そのまま逆に合掌捻りで投げつけてダウンに追い込む。しかし先の戦いで散って霊体となった正義超人たちの檄を受けて三度立ち上がったウルフマンから、横綱の必殺技「不知火・雲竜投げ」によってリングに叩き付けられ、リングから転げ落ちて友情パワーを消失、敗北する。
立ち上がった際にふらつき、落下しかけたところをウルフマンに助けられるが、オメガの誇りのために死を選び、掴まれている彼の右手を爪で切り裂いて離し、「不思議とお前との勝負は楽しかった」と告げて落下、尖塔部分に腹部を突き刺されて死亡する。
しかしこの選択は、敗北するのみならずせっかく果たした目的のパワーの情報源を奪ってしまった事となり、アリステラから「恥の上塗り」と罵倒された一方、オメガの民もパワーが使える証明となったとしてその点だけは認めている。
笑い声は「ガウガウ」。