概要
いわゆるマカロニウエスタンの草分け的な映画。
イタリアではこれ以前にも西部劇をまねた映画が作られていたがどれも亜流でしかなく、正義感の無いアウトローによるバイオレンスアクションを売りとした本作はそれを塗り替えた。
監督はセルジオ・レオーネ。この作品と『夕陽のガンマン』、『続・夕陽のガンマン』でドル箱三部作と称される。ただし三作ともストーリー的な繋がりはない。またセルジオ・コルブッチが監督した『続・荒野の用心棒』という作品があるが、これも無関係。
物語
アメリカとメキシコの国境にある小さな町サン・ミゲル。この街ではメキシコ系ギャングロホス兄弟と保安官バグスター一家の2大勢力が常に縄張り争いをしていた。
そんなこの街に流れ者のガンマン・ジョーが現れる。ジョーは酒場のおやじ・シルバニトから、この街の惨状を聞かされ、街の悪党どもを一掃すべく自分を用心棒として売り込むふりをして共倒れを謀る。
登場人物
名無しの男
主人公。劇中名を呼ばれることはなく、配給会社からは便宜上「ジョー」と名付けられている。
ラモン・ロホ
原点の新田の卯之助にあたる立ち位置のギャング。ライフルの名手でジョーのたくらみを見抜く。
- マリソル
- シルバニト:酒屋の親父
- ドン・ミゲル・ベニート・ロホ
- ジョン・バクスター保安官