作品解説
前作『天 天和通りの快男児』最終回から三年後。もう一人の主人公だった井川ひろゆきを主人公として物語は進む。
アカギの死をきっかけに麻雀の世界に戻ってきたひろゆきは自分の三年間試そうと天に挑むのだが、勝負の途中で天が失踪。若手代打ちの岸辺と共に天を探すうちに第二次麻雀東西対決に関わる事になる。
登場人物
主要人物
井川ひろゆき(いがわ ひろゆき)
前作『天』に引き続き、本編では主人公を務める。
天貴史(てん たかし)
前作『天』の主人公。本編では第二次東西対決交渉の重要な役割を担う。
沢田(さわだ)
前作『天』の序盤に登場する主要人物の1人で、本編では一貫して主要人物として描かれる。
見届け人として第二次東西対決に同行。
岸辺忍(きしべしのぶ)
沢田が連れてきた若手代打ちの1人。本編ではひろゆきの相棒役を務める。
東陣営
健
第一次東西戦の経験者で今回の東側のリーダー。通称「大阪の悪鬼」。
卓上卓外問わず勝つためにイカサマを駆使する剛腕ぶりも健在。
西方京介
謎多き長髪の美青年。
ずば抜けた雀力を誇りひろゆきも舌を巻く。
中田翔平
元高校球児の雀士。
とあるイカサマの使い手で、コンビ打ちの名手。
柳生清麻呂
関西のヤクザで、ガングロのチンピラ風。
麻雀の腕もさることながら、超人的身体能力の持ち主でもある。
平良学
いかにもオタクっぽい見た目の雀士。
超計算派で、常に小型パソコンで確率を計算しながら打っている。
狩野龍二
元東のNo.2で、天に次ぐ実力者。通称「東北の昇り龍」。
現四天王の佐伯との間に因縁がある。
西陣営
湾凰
「カジノ王」の異名を持つ、西側のリーダー。
圧倒的雀力と冷徹な思考の持ち主。
佐伯
現四天王の一人で、現役最強とも目されている。
百発百中のテンパイ読み「卓上のレーザービーム」の使い手。
麻熊
現四天王の一人。
摸打するごとに打点を上げる「マグマ溜まり打法」を使う。
四宮
現四天王の一人。通称「ソード・マスター」。
スピードを重視した打ち筋で、相手より一手早くアガることを得意とする。
李
西軍の一人。
元雑技団出身で、常人離れしたリーチとスピード、精密さで牌のすり替えが出来る。
張
西軍の一人で、西側の大将、大湾の代打ち。
陳
西軍の一人、常に風水盤を持っている。
リーチ、鳴きを駆使して卓上を自在にコントロールする。
その他
赤木しげる
前作『天』の主要人物であり、ひろゆきに自分の本心や進むべき道に気付かせてくれた人物。
作中ではすでに故人であり、回想のみで登場する。詳細は本人記事を参照。
関連作品
別名・表記ゆれ
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