注意
Pixiv内でのタグは「天」だけで付けられているものが多い。本来「天 天和通りの快男児」であり、「天」と「天和」の間にスペースが開いたタイトル表記が正しいのだが、Pixivではタグを作る都合上、スペースを空けると切り離される仕組みになっている。そのため、「天_天和通りの快男児」と、「アンダーライン」が使用されたタグのイラストが投稿されている。ぶっちゃけると検索する際には「天」「天和(ry」とスペースを開けて検索するか、「天」と、そのキャラクターの名前か、「福本伸行」「fkmt」などのタグを併せるのが推奨される。
概要
『アカギ』 『ワシズ』 『HERO』のベースとなった作品。生粋の博徒・天貴史と、受験生→サラリーマンの井川ひろゆき(ニックネーム:ひろ)が繰り広げる、人情麻雀→激戦麻雀漫画作品。単行本は全18巻、コンビニコミックも数回発刊、後に新装版が発刊された。(因みに、時系列は『ワシズ』⇒『アカギ』⇒本編⇒『HERO』)
ゲーム化もされており、『闘牌!ドラマティック麻雀 天 天和通りの快男児』というタイトルでPS2ソフト化された。
2018年にはテレビ東京系列で連続ドラマ化。2019年には終盤のエピソードをドラマ化した「天 赤木しげる葬式編」が放送予定。
2023年近代麻雀にてスピンオフ『老境博徒伝SOGA』連載開始
登場キャラクター
※演- はテレビドラマ版
天貴史(てん たかし)
演-岸谷五朗
主人公。顔中傷だらけで黒髪を立てた生粋の麻雀博徒。
義理人情に厚いが、実は過去に弱者を陥れて毟る悪徳な玄人(バイニン)になっていた時期があり、その贖罪から現在の性格になった。
劇中で赤木から勝ちをもぎ取った数少ないキャラ。福本先生曰く「自分の作品でバクチが強いキャラは天、もしくは赤木」とインタビューで答えている。
井川ひろゆき(いがわ -)
演-古川雄輝
もう一人の主人公。通称「ひろ」。受験生→大学生→サラリーマン→雀ゴロもどき。
小遣い稼ぎで麻雀を打っていたが、天に敗北して以降、彼と関係を持つ。
途中で赤木とも関係を持ち、師弟のような間柄となる。
デジタル麻雀を得意とするが、その「理」に頼りすぎて危機に陥ることも。
後の『HERO』の主人公。
演-吉田栄作
作品内でのキーパーソン。作中最強の博徒。
後の『アカギ』の主人公。
沢田(さわだ)
人情ヤクザ。バツイチ。ひろの素質に目をつけて代打ちにスカウトする。
『HERO』にも再登場。
浅井銀次(あさい ぎんじ)
演-田中要次
「三色銀次」の異名を持つ初老の麻雀打ち。
数多くの外国語の文字を認識することで、牌の僅かな汚れやキズにその文字を照合させて認識する「限定ガン牌」が武器。このため、年齢にそぐわず、自身の「認知能力は常人の20倍」と語り、長い人生経験からすると、赤木以外の天を含む打ち手には敵なしであった。後の天にリベンジされて敗北し、ガン牌の秘密を語る。
修得した外国語の文字は、マレー、アラビア(アラブ)、タイ、韓国。このほか、インド語(梵語=サンスクリット語)、カンマイ語(?)、象形文字、エジプト語、ヘブライ語(劇中での描写より)と様々。これらは、天が銀次の部屋の押入れの襖を開けた際に発見された本棚の本から確認できる。
健(けん)
演-星田英利
麻雀を生業とする、中卒のプータロー(本人談)。サングラスをかけた、関西弁の青年。
麻雀でははたから見ればバレバレな強引なイカサマの駆使も厭わない。
実写ドラマ版の通夜編では原作には無かった赤木との面談が描かれ、最初の内は「目の上のたんこぶがいなくなって清々する」「早よ死んでくれ」と強がって突き放した態度を取ったものの、結局は耐え切れずに涙ながらに赤木に生きて欲しいと懇願し、自分の赤木に対する憧れを吐露した。
鷲尾仁(わしお ひとし)
「北の二強」の片割れで、赤木の友人。北海道屈指の打ち手。
金光修蔵(かなみつ しゅうぞう)
演-田山涼成
「北の二強」の片割れで、赤木の友人。岩手の寺の住職で、東北屈指の打ち手。
原田克美(はらだ かつみ)
演-的場浩司
大阪のヤクザの組長。赤木に匹敵する実力を持つ。
僧我三威(そが みつい)
演-でんでん
かつて「怪物」と呼ばれた、裏社会最強の打ち手。彼の後日談『老境博徒伝SOGA』がある?