概要
演:田中要次
「三色銀次」の異名を持つ初老の麻雀打ちで、一度は天貴史の挑戦を退ける。天にリベンジされて敗北し、自身が住んでいる安アパートに天を招き入れ、その強さの秘密を語る。
実は数多くの外国語の文字を瞬時に認識することで、牌の僅かな汚れやキズにその文字を照合させて認識する「限定ガン牌」が武器だった。
このため、年齢にそぐわず自身の「認知能力は常人の20倍」と語り、長い麻雀人生では赤木しげる以外、天を含めた他の雀士達にも敵無しで「天才」「達人」と呼ばれ裏プロ界でも伝説的な存在だった。ただ、この秘密を知られるのを恐れ「麻雀が好きだから最低限生活が出来るだけ稼げればいい」とずっと大きな舞台には出なかったという。
修得した外国語の文字は、マレー、アラビア(アラブ)、タイ、韓国。このほか、インド語(梵語=サンスクリット語)、カンマイ語(?)、象形文字、エジプト語、ヘブライ語(劇中での描写より)と様々。これらは、天が銀次の部屋の押入れの襖を開けた際に発見された本棚の本から確認できる。天も「なるほど、確かに日本人にはただの傷や汚れにしか見えない」と感心していた。
東西麻雀戦でも東軍のメンバーとして能力を駆使して決勝戦に進出。
決勝戦でも西軍を追い詰めるが、休憩時に接着剤をこっそり塗ったガン牌を西軍の大将・原田克美に見抜かれ、別の牌に夕食の寿司に使われた米粒で偽のガン牌を掴まされた事で逆に三倍満を直撃され敗北。決勝戦最初の脱落者となった。
但し現役最強と言われる原田をして「銀次のような天才・達人と呼ばれる打ち手は(剣術に例え)最初の一撃で勝負をつけないとな」と言わしめている。
認知症にかかった赤木が尊厳死しようとした際には、自身も癌に冒されているのをカミングアウトし、赤木と死について語り合った。
尚、最終回での金光和尚によると、養子免疫療法(血を出し入れによって体外で活性化させて免疫力を高める治療法)が上手くいって存命の模様。