生物学的概要
哺乳綱食肉目レッサーパンダ科(日本では従来のアライグマ科に分類される事が多い。また、ワシントン条約ではクマ科に分類されている)の哺乳動物。外見は大きなネコに似ており、鼻先の短いアライグマにも見える。赤褐色の体毛とリング状の模様が入ったふさふさした尾が特徴的。ジャイアントパンダ同様笹や竹の葉を食べるが、本種はより雑食傾向が強い。
「パンダ」の名称について
“パンダ”の名称は元々この動物につけられたモノである。ネパール語で「竹を食べる生きもの」を意味する「ネガリャ・ポニャ」の「ポニャ」が転化したという説が一般的。
後にジャイアントパンダが西洋に知られるようになると、単にパンダと言えばジャイアントパンダを指すようになり、ジャイアントに対して「小さなパンダ」と言う事でレッサーパンダと呼ばれるようになった。
英語圏ではレッサー(Lesser)の語に差別的な意味合いが含まれるということで、美しい赤褐色の毛並みに因んで「Red Panda」と呼ぶ事が多い。またチベット語由来の「Wah」と言う名称で呼ばれることもある。
pixivでは
千葉県の動物園で飼育されている、二本足で立ち上がる「風太」(ふうた)がニュースで取り上げられ有名になった事から、二本足で愛嬌を振りまく描写がよく描かれる。
実はレッサーパンダは「風太」に限らず、もともと普通に二本足で立つ生き物である。「風太」が特に有名になったのは、他のレッサーパンダより長時間立ち続け、歩いたりすることが多かったからだとか。
日本テレビ2019年4月30日放送の「情報ライブミヤネ屋」で「風太」の現在が放送され年老いてきて二本足で立つことが減ったが子供や孫にその習性が受け継がれているとのこと。