鳶とは、
鳥類の鳶
主に里山や海辺に生息し、「ピーヒョロロ」という独特の鳴き声を発する。猛禽類の鳴き声と聞いて多くの日本人はこれを連想するようで、映像作品の効果音では種類に関係なく猛禽類の鳴き声に使われる事が多い。
翼長は1m前後で、猛禽類としては中型に分類される。
獲物を探したり縄張りを偵察する際などに、上昇気流に乗り羽ばたかずに上空で円を描いて漂うように飛ぶという独特の飛行方法を見せる。
小動物や死骸を主に食べる。生ゴミを食べたり人間の食べ物を奪う場合もある。
英名は【kite】(正確にはa black kite)(カイト)で、凧を意味する言葉と同じである。
上述した死骸、ゴミ漁りの生態もあってか、基本的に勇猛果敢なイメージのタカ科の中では格下とする見方もあったらしい。
「とんびが鷹を生む」と言えば取り柄のない親から優れた子が生まれることを指すことわざだが、とんびにどんなイメージがあったかを如実に示している。
注意
昔から「とんびに油揚げをさらわれる」という言葉があるが、今でも海水浴場や公園のバーベキュー場、河川敷の公園などではトビにより人間の食べ物を奪われる被害が多発している。
爪や嘴で負傷する危険性もある。
トビ被害が起きやすい場所で食事をする時は、色付きの傘をさしてトビの視界を遮ること。
また、トビのこうした行動は餌をやる人間がいたことも大きな原因のため、絶対に餌をやってはいけない。