CV小野坂昌也
概要
S級17位ヒーロー。(当初はS級16位だったが、S級新人ジェノスの昇格に伴い最下位の17位に下がった。)
33歳。
人物
筋金入りの男色家(原作者ONE氏曰く、女嫌いというわけではなく、恋愛対象として興味がないだけとのこと。)。所作から技のネーミングセンスまでどこか女性的なオカマキャラだが、言動は普通の男口調。なお、彼氏がいる様子。
一昔前の米国にあった縞模様の囚人服を着ており、右足首に鎖に繋がった鉄球を着けている。
仲間のヒーロー(男性)に対しては基本的に「ちゃん」付けで呼ぶ。(現役小学生のS級ヒーロー童帝に対しては「きゅん」付け。)
ヒーローでありながら、気に入った男子をついつい襲ってしまう悪癖から、その名の通り服役中の囚人でもあるという(男にとっては)危険人物。
しかし、過去に捕まえたA級賞金首が好みの男だったため、本人の希望でその男と一緒に『臭蓋獄(しゅうがいごく)』と呼ばれる凶悪犯専用の特別な刑務所に収監された。男が一年で髪も抜け落ち別人のように骨抜きになる間にプリズナーは
「一般男子を襲うのは許されないことだが……犯罪者男子だったら成敗も兼ねて一石二鳥。誰も文句を言わないしグッドだ!」(間違い)
という結論を導き出す。そして臭蓋獄のボスとなって『受刑者みんな仲良くしなさい』という命令を下し、凶悪犯達の上に君臨した。また同時に、テレビで好みの男(犯罪者)をチェックしては脱獄し、捕まえて戻るという行動を繰り返すようになる。
因みに、臭蓋獄を「スイートホーム」、囚人達を「ハニー」と呼んでいる。そして、囚人達を彼氏と認識している(一方的に)。ただし、面倒見が良く筋を通す良き兄貴分の如き人柄から、囚人たちも自分たちを性的な目で見ている点以外はぶりぶりプリズナーを「ボス」と呼んで慕っている。
怪人発生時は世の男子達を守るために刑務所から脱獄して戦いに参加する。
なお、S級ヒーロー故の戦闘力から臭蓋獄の厳重無比な警備も無意味なため、ヒーロー業務を行う際の脱獄に関しては刑務所側もほぼ黙認しているが、ペナルティはきちんと課されており、一般男子を襲っていた頃に付いた刑期がいつまで経っても終わらない状態が続いている。ただし、S級ヒーロー集合などの有事においては超法規的措置として出所させてもらっている様子。
戦闘能力
自称平均的成人男性。自らS級最弱であり、彼らに比べたら自分は一般人だと主張しているが、第三者からしてみれば充分化物。
ビルを軽々と倒壊させるようなパワードスーツすら上回る、驚異的な筋力と打たれ強さが武器。
炎、冷気、電気、毒などの特殊技をくらっても平然とし、剃刀ですらとおらない強靭な肉体を持つ。鬼レベルの怪人がプリズナーのタフネスを「バケモノ」、「人間じゃない」と評価している。また、後述のエンジェル☆剛毛アーマーを発現した際の進化も、レベル竜の怪人ニャーンをして「何だろうねアレは...。人間って皆そうゆうもんだっけ?なんか怖ッ」という感想を述べている。
技
エンジェル☆スタイル
本気を出す際に変身する特殊形態。筋肉を膨張させて全裸になる。
アニメ版では、変身する際の演出が某美少女戦士の変身そのものであった。
エンジェル☆ラッシュ
エンジェル☆スタイルからの猛烈なパンチの連打。
ダーク☆エンジェル☆ラッシュ
深海王から受けた指摘をもとに改良された、「一発一発殺意を込めて打つ」エンジェル☆ラッシュ。
エンジェルダッシュ
ただの全力疾走。
バイブレーション☆エンジェル
怪人たちによる電気、冷凍、熱、毒などの攻撃の影響で生じた体の震えを利用した新スタイル。
触れるだけでコンクリートを砂状に粉砕するほどの振動を纏う。因みに、ON/OFFができる模様。
バイブレーション☆ダーク☆エンジェル☆ラッシュ
バイブレーション☆エンジェルの状態から放つダーク☆エンジェル☆ラッシュ。
エンジェル☆ハグ
海のように深い愛をもって痛みを受け入れる技。
エンジェル☆パタパタ
平泳ぎのような手つきで瓦礫を受け流した技。
エンジェル☆クロール
前腕を剛毛アーマーでガードし、バイブレーション☆エンジェルで破壊力を上げ、さらに幼い頃の水泳教室での経験を生かし、地中を力ずくで泳ぐ技。
原作で、仲間を地中から救出したが、あんなにも助けたがっていた元囚人達を皆殺しにした技でもある。
エンジェル☆剛毛アーマー
彼氏たち(怪人化した臭蓋獄の囚人)の攻撃を受けて生じた「天使の翼」。
どう見てもただの体毛だが、鎧になる程の硬度を持つ。また、ニャーン曰くダメージの蓄積で、防衛本能が覚醒し、肉体が急速進化したという。
余談
・第1回原作版人気投票では4位を獲得した。
・名前の元ネタは新都社という漫画投稿サイトで連載されていた、ベルキン作の『仮面ライダープリズナー』。刑務所に服役中の主人公が、事件発生すると出所し変身して戦うという内容だった。なお現在、その作品は削除されているため読むことは困難である。