エースコンバット7
えーすこんばっとせぶん
Feel the Rush of Superior Air Power / 願い、救い、痛み、恐怖、空はひとつにつながらない
――Can you hear me ?
データ
機種 | PS4、PSVR、XBOXONE、PC(STEAM) |
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ジャンル | フライトシューティング |
発売日 | 2019年1月17日(PS4、XBOXONE)、同年2月1日(STEAM)〈当初は2017年発売予定だった〉 |
価格 | ※ |
販売元 | バンダイナムコエンターテイメント |
CERO | A(全年齢対象) |
※国内での販売方法及び価格は以下の通り(税抜き表示)
通常版&ダウンロード通常版
PS4、XBOXONE・7,600円 STEAM®版・オープン価格
デラックスエディション(ダウンロード販売のみ)
PS4、XBOXONE・10,100円 STEAM版・オープン価格
コレクターズエディション(パッケージ販売のみ)
PS4・12,400円
あらすじ
1999年、小惑星ユリシーズの落下により、ユージア大陸に甚大な被害がもたらされた。自国も壊滅的な損害を受けながら、被災難民の大量流入によって逼迫したエルジア共和国が、予てより対立していた周辺国へと侵攻し、やがて敗れることとなる2003-05年の「大陸戦争」を経て、ユージア大陸南部に復興の象徴とも呼べる建造物が立ち現れる。ユージア大陸におけるエネルギー問題を打開するべく、西に隣り合う大陸に位置するオーシア連邦政府と諸同盟国、そしてユージア大陸諸国が協調し、2011年頃より始まった最大級の国際共同事業によって建設された、国際軌道エレベーター。宇宙開発技術の供与や初期投資費用の負担を買って出たオーシアの姿勢に、ユージア各国は喝采で応えた。
しかし2019年、天高く聳えるこの「灯台」が、新たな歪みをもたらす。過度な干渉を続けながらもエレベーターによる利益を独占するオーシアに反発したエルジア王国(旧エルジア共和国)が、宣戦布告に踏み切ったのである。多くの無人機を投入し、エレベーターと周辺施設を占拠したエルジアは、オーシア軍をユージア大陸東端へと追いやりながらも、無人機を駆使した精密な攻撃によって市街地への影響を最小限に抑えた「クリーンな戦争」を展開。一方のオーシアが無差別攻撃じみた誤爆を繰り返す様を批判するエルジア王女の声をきっかけに、世論もまたエルジアに味方しはじめていた。
そんな中、ある重要人物の救助作戦で、誤射により救助対象を死なせてしまった嫌疑によりオーシア国防空軍 第444空軍基地――通称「懲罰部隊」へと放り込まれた≪トリガー≫は、エルジアの手の内を探るために詳細不明の最前線へ送られる捨て駒の仲間たちと共に、数多の死線を往来する。尾翼に刻まれた罪状、「3本線」という重罪を背負って――。
概要
シリーズ20周年を記念する久々のナンバリングタイトル。
テーマは「空の革新」と「鏡」、「UAV(無人機)の将来」。
年代は『5』の9年後、『X』の前年である2019年となる。舞台は再び架空世界(今作から04で背景コンセプトとして使用され海外のファンダムにより定着した『ストレンジリアル』という呼称が公式においても本格的に用いられるようになっている)のユージア大陸に戻っており、ユリシーズのクレーターやストーンヘンジといった過去のユージア大陸の史跡も登場しているのみならず、フォートグレイス諸島やスナイダーズ・トップなど、本作より未来の物語である『エースコンバット3』の舞台となった地域も登場しており、シリーズ間のつながりを意識させる要素が多い。舞台となる戦争を戦う国家は先述の通りオーシア連邦とエルジア王国(大陸戦争後に王政復古を行っており『エースコンバット04』時代のエルジア共和国からエルジア王国へと国号が改められている)。シリーズ中にすでに登場している国家同士の戦争が描かれるのは地味にシリーズ初となる。
「UAV(無人機)の将来」というテーマに沿うように、有人機が格闘戦を避ける程の性能を持つUAVや、そのUAVを無数に搭載する超大型UAVアーセナルバードなど、本作初登場の超兵器はすべからく無人兵器となっている。対するプレイヤー側においても、一部の実在機でもTLSやEML、パルスレーザーといった架空の特殊兵装が使用できるようになり、『エースコンバット3』の時代に近い未来のような世界観を見せている。そしてそこへ颯爽と現れたシリーズ初登場実在機がF-104 スターファイター。F-4と同じ第2世代ジェット戦闘機で「究極の(もしくは最後の)有人戦闘機」と呼ばれた機体である。
これはテーマの一つである「鏡」を意識した意図的なもので、あえて登場させたことがプロデューサーの河野氏により明かされている。
天候の変化をリアルタイムで演算をしており、過去作と異なり風の影響による飛行への影響、雲内の飛行による着氷での性能低下や雲内でのミサイル性能の低下、落雷の直撃による一時的な機体の機能障害、等が起こる。
敵の戦闘能力の向上も行われており、ほぼ対空火器としてしか機能していなかったCIWS等がミサイルを迎撃するようになっただけでなく、UACVが機銃によりミサイルの撃墜も行うようになった。
『アサルトホライゾン』に続いてPC版も登場し、今回の配信方法はSteam Playのみ(今作は国内での配信も行われている)。
PS4版にはプレイステーションVRに対応したメビウス1を主人公とした特別ミッションが収録されているが、本編のVRプレイ及び一部のDLC機体の使用は不可能となっている。
『AH』や『3D』で採用された、ボタン一つで回避行動を取るマニューバシステムを使用せず、代わってマニュアル操作でプガチョフ・コブラやクルビットといったポストストールマニューバーが可能になった。
また、ミサイル回避に使用するフレアが『AH』以来の再登場を果たした。
PS4版とXBOXONE版には早期購入特典としてPS4版はエースコンバット5の移植版、XBOXONE版はエースコンバット6のオリジナル版(下位互換機能対応)がそれぞれ付属する。