名前の由来はゲール語の“クー”が犬で“シー”が妖精であり、“犬の妖精”の意味。
名前に同様の由来を持つ「ケット・シー」に比べると割と普通に犬の姿である。
全身の毛が暗緑色で、2歳の牛並みの巨体を有し、長く丸まった尻尾(柴犬ちゃんみたいに背中に乗っかる。なお「平たく編まれた」という描写もある)を持つとされ、その巨体からは想像もつかない程静かに滑るように移動する(「人の足ほどの足跡があった」と言われる)。
妖精たちの守り手(というか番犬)である。通常、妖精丘と呼ばれる妖精の家でつながれ、妖精の女性につきしたがって、人間の牛の乳しぼりをしたり、妖精のエリア()へ牛を追いこんだりする。時々その辺でまったりしていることもある。
吠えない。が凄まじい声でうなる。
稀に人を襲う事もある(ブルーだかシーヘンだか言う「妖精の家」へ入った人がなんかするのでそういうのをやる)。『サントライ島』というお話では、「妖精の家からなんか盗んだ娘」を追っかけた妖精犬は、人間の飼い犬に吠えられて逃げたとある。
イラストとしては犬に近いモンスターという扱いをされがちであり、上記の設定は完全には生かされず、青系の毛色をしている場合もある。
正式な毛色は
こんな感じ。(後者は別のキャラクターだが、色は近い)
なお「妖精な犬」は、通常は黒(人間を襲うタイプと守るタイプの2種)か、あるいは耳だけ赤い白犬(イングランドの妖精丘の猟犬)というもので、こういう色(ほぼ全身が暗緑色で、耳が緑で足が薄い緑)の犬は珍しい部類。
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