概要
作中の出雲編に登場する古の上級悪魔。1000年以上前から存在し、アジア圏の様々な物語に登場する。呼び名も「華陽夫人」、「妲己」、「玉藻前」など様々である。本性を現すと憑依体に狐の耳と鋭い爪、9本の尾が出現する。
強い妬みや願望を持つ美しい女性を憑依体とする。対象者の負の感情につけ込むことで徐々に取り憑き、より若く美しく維持させるために、最終的には周囲の人間の生気を奪う。
1000年前に神木家の先祖の陰陽師に祓魔されるが、完全に倒されずに殺生石になった(後に九尾が復活したことで消滅する)。上級の悪魔だが狂っており、憑依体は従えることも寄り添うことも出来ず、正気を保てず支配される。このため、神木家の巫女は代々殺生石を封じ鎮める役目を負ってきた。
強力な細胞再生と壊死の能力を持つことから、イルミナティに不死の妙薬・エリクサーを作るために利用されることになる。
神木玉雲に憑依することで復活し、選ばれし者の仮面を使った出雲の身体を乗っ取り暴れるが、玉雲の尽力で彼女の肉体に戻り、彼女と共に死亡した。