CV:原奈津子
概要
カルミラ島にて初登場。「ふぇええ」が口癖。
気弱でテンパりやすい一方で、樹に対しては一途を通り越した執着心は普段の物腰に似合わないものを持ち合わせている。また、卑劣な相手には逆に強い怒りを抱くヒーロー気質で、この時ばかりは潜在能力も解放され見間違えるような実力を発揮するようになる。
自身の窮地を樹たちに救ってもらい彼の仲間になるが、樹の仲間曰く一番後に入った下っ端であり、使いっ走りにされた挙句、厄介払いとして陰謀によって解雇される。
彼女から事情を聴きだした元康経由で話を聞いた尚文が自分と境遇が似ているからと激しく怒り、絶望のあまり身投げした彼女を救出。尚文の叱咤により何とか立ち直り、強くなって樹に認めてもらうため一時的に盾の勇者パーティーのメンバーとなる。
本来は後衛型の適性を持っていたが、弓の勇者である樹は前衛を欲していたため適性を無視した成長方針を求められ、中途半端なステータスになってしまった。尚文の奴隷になることで成長補正を受けながらレベル1からやり直したり、ババアに変幻無双流の稽古を(強制的に)つけてもらったりして大器晩成な万能型としての才能を開花。水系魔法・援護魔法も使える魔法剣士になる。
才能の開花後は、カースシリーズに侵された錬や樹とも互角に戦えるまでに成長する。
最終的には呪いによって暴走した樹を助けるために戦い、七星武器(眷属器)の一つ「投擲具」に選ばれて勝利するまでになる。
その後は率先して呪いの後遺症を患った樹の世話係になる。
投擲具の勇者として認められるも、初期の頃は正式には選ばれていない状態のため武器は半透明の状態で現れる。
エアスト系スキル、SPの追加などがされて一応は勇者としてカウントされていた。
後に、タクトから投擲具が剥奪されたことで正式に投擲具の勇者となる。
web版と他コンテンツでの差異
書籍版ではカルミラ島で発生した波でのグラスとの2戦目で苦戦する尚文を、波の魔物用に用意されていた「ルコル爆樽」(高濃度のアルコールを含んだ酒の元「ルコルの実」の果汁を詰めた樽爆弾)で援護。グラスたちを撤退に追い込むという快挙を成し遂げるが、自分を差し置いて活躍したことで樹と仲間から妬まれ、上記の冤罪による解雇につながった。
また、グラスたちの異世界から来た敵キョウ=エスニナには、あまりに自分勝手で非道なキョウに怒りを爆発させ、「ヒーロー気質」が発動。起死回生の一打になっている。
原作での本格的な登場がカルミラ島からだったため、アニメではあまり登場せず、2クール目の三勇教事件解決後のシーンで若干登場する。
その後、半ばモブとして何度か登場し、最終回で書籍版と同様の経緯で尚文の仲間になった(ただし、原作では激怒した尚文が樹を問い詰める場面があったがアニメではカットされている)。