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概要

志村菜奈の実子であり、志村転弧(死柄木弔)の父親。

幼少期に父を亡くし、また自分の家族がオール・フォー・ワンに危害が加えられることを危惧した菜奈により、養子に出されたため、幼くして両親と別れる事となる。しかして、この菜奈による母の愛ゆえの決断は、のちの成長した彼に深い心の傷を残すこととなった。

その後は若くして実業家として成功し、妻と2人の子供、1匹の愛犬に加え妻の両親を自分の家に招いて暮らしていたが、自らの過去からヒーローに対しては「ヒーローは他人の幸せのために自らの家族を不幸にする」(人間が一番守らねばならない人間を犠牲にして赤の他人を守っている)と嫌っており「ヒーローの話はしてはいけない」というルールを家に設けていた。

母・菜奈は里子に出す前に息子に詳細を綴った手紙を託していたが、弧太郎は母の真理を理解しつつも、それを受け入れる事ができない歪んだ大人へと成長してしまう。母の愛を理解する半面で、自らの寂しさによる苦しみを癒す術は得る事ができずにいた。成長の中で、その二律背反は如何ともしがたく、常に弧太郎を苛み続けていた。成長する中で弧太郎は母の愛情溢れていた手紙に対して「せめて何も言わずに憎ませてくれた方が楽だった」と人知れず慟哭と独白をし続けていた。

それ故に性格は厳格で、子供たちに菜奈の写真を知られた時は「お前のお祖母ちゃんじゃない」と言い放ったり、特にヒーローになりたいという夢を持っていた幼い転弧に対して妻の制止を聞かず暴力を振るうまでに至ってしまい、ついに家庭崩壊を引き起こす。

結局、そのことが後に取り返しのつかない事態を招いてしまった

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