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川崎殺傷事件の編集履歴

2019-07-27 08:46:05 バージョン

川崎殺傷事件

かわさきさっしょうじけん

川崎殺傷事件とは、2019年に川崎市内で発生した無差別殺傷事件である。

概要

2019年5月28日に、川崎市内の私立小学校でスクールバスを待っていた児童の一団に、男が刃物で襲い掛かり児童や保護者を殺傷した事件。


2人の死亡者と18人の重軽傷者を出した。

犯人の男は現場で自ら首を切って自殺し、被疑者死亡として書類送検となった。


死亡者のうち1人は同校に通う6年生の女生徒で、もう1人は別の生徒の父親であった。

死亡した男性は外務省勤務でミャンマー外交のスペシャリストとして知られた存在であり、ミャンマー語にも堪能で皇族や政府要人の通訳を任されるほどの実力者でありミャンマー人達からの信頼も厚かった。

このため、河野太郎外相や岸田文雄元外相、ミャンマー国家最高顧問府大臣のチョウ・ティン・スエがお悔やみのコメントを述べ、上皇ご夫妻も遺族にお見舞いの書簡を贈った。


犯人像とその過去

現場で自ら命を絶ってしまったこともあり、犯行動機はわかっていない点が多い。

犯人は51歳の男性で、幼少期に両親が離婚。実父と実母のどちらからも「一緒に暮らそう」と引き取ってもらえず、祖母と伯父(父方の兄)夫婦に預けられて育てられていたという。(両親の離婚のトリガーとなったのは、祖母が原因だったことが後に判明)


同居していた伯父夫婦の実子(彼にとっての従兄弟達)が事件現場となった学校にかつて通っており彼自身は公立小中に通う家庭内格差もあり、このことが彼が鬱屈を募らせた要因の一つとみられている(とはいえ、被害者には何ら関係もないわけなのだが、何が彼をそこまでさせたのかも不明である)。


職業訓練場で職業訓練をしていた時に、同期の人間から『お前の両親の顔が見て見たいよ!』と言われた時に『・・・俺に、両親なんていないさ』と返したらしい。(これを聴いた時、同期の人間は驚いたとのこと)


犯人は仕事などで一時的に外に出ていたこともあったのだが、結局伯父夫婦の元に帰ってきたという。近年では同じ屋根の下に住む伯父夫婦とも顔をあわせることもなく自室にこもりがちで伯父夫婦とも簡単な連絡事項の手紙をやり取りするのみで、時折買い物で外出はするものの携帯電話も持たずインターネットすらやっていた形跡はなかったという。

事件の前の時期、伯父夫婦が80過ぎと高齢になったこともあり、介護サービスの準備をしたり、男に対して自立への働きかけ目的で市の担当者が自宅に出入りして手紙でコンタクトを取ろうとしたことに「自分のことは自分でやっている。食事や洗濯も自分でやっているのに、ひきこもりとはなんだ」と激昂していたという。

しかし、犯行に出かける前にこれと言った声明文などを残していたわけでもなく彼の心の闇や真実は永遠の謎となっている。


事件の余波

このしばらくのちの2019年6月1日に、元農水相事務次官の高齢男性が息子を殺した事件が発生。

逮捕された元事務次官の供述によると、彼にも引きこもりの息子がおり最近攻撃的な言動があったため「川崎の事件のようなことを起こしてしまうのでは」という恐れから殺してしまったということである。


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殺人

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