概要
まりさ種が突然変異で巨大化したもの、あるいは非常に長い時間をかけて成長したもの。
餡の量が増えているため比較的知能が高い。
サイズは一定しないが、だいたい高さ2m以上で人間よりも大きい。
ただ、大きさの割にはあまり餌を多く必要とせず、善良な個体になると食事をしている姿すら滅多に見られない。
上位種として「胴付きドス」があり、こちらはもはや食事すら必要ないという物理法則もあったもんじゃない設定にされる事もある(善良を極めることで、胴なしでも同様の境地に至ることもある)。
滅多にない(というか最近作られた設定)だが子供を作ることも可能。子ゆは生まれながらのドスとなり、初めから通常のゆっくりよりだいぶ大きい。ドスの子供は野良あき氏の単品絵に多く登場しておりミニドスと呼ばれている。恐らく初出も野良あき氏のイラストと思われる。
通常種のゆっくりはドスまりさに全幅の信頼を置いており、ドスまりさもまた通常種のゆっくり達が自分の周りに居ることを好むため、野生では長として群れを統治することが多い。
善良なドスの場合、人間と協定を結んで群れの平和を守るが、内的要因で群れが崩壊するのは黄金パターンの一つである。
また、ドスまりさ特有の「ゆっくりおーら」を発生させることで、周囲にいるゆっくり達をゆっくりさせて骨抜きにすることが出来る(一応ステルス効果もあり、存在感や威圧感を和らげているらしい)。胴付きドスにもなるとその効果はゆっくり以外にも現れ、鬼威惨の殺意を喪失させ、植物を元気にして豊作をもたらし、新たな命を芽生えさせる。
一方で、ドスまりさが居る安心感からそれまでは人間に従順だった通常種ゆっくりが反抗的になったり、そういったゆっくりに乗せられたドスが人間に対して敵対的になる例もある。胴付きドスであればもたらされるゆっくりおーらと豊作で十二分にゆっくり出来るため、周囲のゆっくりも攻撃的な思考をしない。
頭頂部などに生える「すぱーくきのこ」を食べることで「ドススパーク」という破壊光線を発射する事ができる。威力については作者のさじ加減次第だが、大抵の場合は人間にとっても脅威になり得る設定が多く、人間の家屋を損壊させる事もある。弱い場合は人間に当たってもそよかぜ程度にしか感じないゆっくりにしか効かない光線だったりもする。この場合、ドスはドススパークが人間に効かないことを認識していない。
撃つためにはそれなりのチャージ時間が必要で、一度チャージを始めると方向転換が出来ないため、避けるのは容易(チャージなどさせずにボコボコにしたり、チャージ時間を利用して劇物などをドスの口にぶち込む虐待お兄さんもいる)。
図体が規格外にデカいため攻撃力は高いが、その重さとゆっくりの特性ゆえに移動速度はたかが知れているため、突進や踏みつけは割と簡単に回避可能である。ただし当たれば相当な威力には違いなく、素早く有効打撃を与えられるベテランでなければ接近戦は危険。
また、痛みなどに弱いのも通常のゆっくりと変わらない(中枢餡までダメージを通しにくいので、殺すのは一苦労だが)。
よって、そこそこの知性+巨体+飛び道具という恵まれた性能の割にはさほど強い存在ではない。
ゲス化する、あるいはゲス個体がドス化することもあり、その場合積極的に人間へ危害を加えるため厄介さが跳ね上がるが、調子に乗りやすいことで折角の高い知能が無意味になり、「ゆっくりおーら」などの能力が善良個体より弱くなるため、総合的な戦闘力は低下する。つまるところ通常のゲス同様すぐ死ぬことになる。
まりさ種以外がドス化することはあまりない(稀にありす種が「くいーんありす」、れみりゃが「てぃがれみりゃ」になる程度)ため、「ドス」と言えば基本的にドスまりさの事を指す。
ネーミングの由来はモンスターハンターシリーズで、当初は「りおれいむ」「てぃがれみりゃ」「くいーんありす」など同シリーズを元ネタにした亜種が他にも複数考えられていた。大半は定着せずに廃れたが、この時のネタがまりさの個性として引き継がれる形で残った事がまりさ種のみがドス化する理由である。
現在では当時描かれたと思われるりおれいむのイラストも見つからず、このあたりの経緯が忘れられていることもあって、ごく稀にれいむがドス化した場合も「りおれいむ」ではなく「ドスれいむ」になる(能力はドスまりさ準拠(「どすすぱーく」が「ゆそうてんせい」になる程度)か無能力)。