美男高校地球防衛部LOVE!に登場するウォンバットについてはそちらの記事を参照。
概要
哺乳綱オーストラリア有袋大目双前歯目ウォンバット科に分類される動物の総称。
オーストラリア大陸の東西南部、タスマニア島などに分布。
体長は1mほど。夜行性で草食。
基本的に憶病な生きものだが、穴を掘るためにその爪は意外と太く鋭い。
なお、穴は割とあちこちに掘りまくるので、オーストラリアではトラクターや家畜が彼らの巣穴にハマるという被害が多発し、一時期は害獣指定もされていた。
防御の仕方は一風変わっており、巣穴やテリトリーに点在する緊急避難用の穴に頭から潜り込むと、お尻で天敵の攻撃から身を守る。
お尻はかなり硬く、叩くと実際に「こんこん」とドアをノックするような音がする。
何よりも恐ろしいのはそれでもあきらめない捕食者への攻撃だ。
わざとお尻をさげ咬みつき易くさせて、相手が噛みついてきたときに突然お尻を上げる。
噛みついた相手は逃げる間もなく巣穴の天井とウォンバットの硬いお尻に挟まれることとなり、最悪の場合、頭蓋骨骨折という悪夢に見舞われる。
この防御の仕方は対捕食者だけではなく、捕獲しようとする全てのものに平等にふるまわれるため、人間が巣穴に潜ったウォンバットを捕獲しようとしたものなら、腕を複雑骨折する可能性も無きにしも非ず。ご注意願いたい。
ちなみに、糞が四角い。
日本国内での飼育頭数は極めて少なく、長野県の茶臼山動物園の2頭、大阪府の五月山動物園の5頭の計7頭のみである。
ちなみに、飼育下に置かれ人慣れしたウォンバットはメチャメチャ人懐っこくなり、自分から近寄って構ってもらいたがる。
その最たる例として、オーストラリアのビラボング自然保護区が超大型サイクロンによる被害の影響で約8週間閉園され、そこで飼育されている「トンカ」というオスの個体が閉園中に寂しすぎてうつ病を発症するという珍事件が起きている。
主な種類
- ヒメウォンバット(メイン画像)
- ミナミケバナウォンバット
- キタケバナウォンバット