若手を除いて、大抵の韓国人俳優は兵役で体鍛えた経験があるため
普通の演技でも動きにメリハリがあるのが特徴。
そのせいか、大衆映画はサスペンスでもミステリーでもコメディでも
アクション映画張りに身体張るシーンが必ずワンカットは入る。
ベタベタな恋愛モノを除けば、下手な大作邦画よりキレがいい。
(その分脚本やテンポにしわ寄せが行くのは内緒だ…特に歴史映画)
中には2001年の韓国映画『マイ・ボス マイ・ヒーロー』のように、日本でテレビドラマにリメイクされた作品も存在する。
また、残酷描写にも容赦せず、やたらとえぐかったり痛そうだったりする。
時には女子供だろうが平然と死亡フラグが立ち、そのまま死ぬことも少なくない。
こういった鬱展開に妥協しない、徹底してダークな雰囲気は海外でも評価され
一時期「コリアノワール」と呼ばれもてはやされた。
反面、整形手術を受けている女優は演技もスタイルも金型細工のように皆同じで、正直飽きる。
整形女優やモデルの起用に関して、最近は韓国でも意識されるようになり、
逆に手を加えていない素朴な顔立ちを評価して起用することも増えて来た。
(これは逆に大枚叩いて全身改造した女優からすれば涙目である)
なお、韓国では「観客数一千万超えの映画が年に1本は有る」「大作映画の損益分岐点は国内観客数四百万人以上」と云う無茶苦茶な事が結構有る。(注:韓国の人口は5千万人台)