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むこうぶちの編集履歴

2019-09-04 03:22:00 バージョン

むこうぶち

むこうぶち

雑誌『近代麻雀』で連載している麻雀漫画。 単行本は52巻まで出ている。

『むこうぶち 高レート裏麻雀列伝』は漫画:天獅子悦也、協力:安藤満(後にケネス徳田)による麻雀漫画。掲載誌は「近代麻雀」。


概要

 1980年代を舞台に、高レート賭麻雀の世界で人外の強さを誇る美青年・と、彼に敗れる者たちを描いた作品。

 物語の多くは傀の対局者や傍観者の視点から描かれ、傀は正体不明の強者として登場する。

 傀が相手に決定打を与える際に発する「御無礼」の決め台詞でも知られる。


主な登場人物

高レートのマンション麻雀や裏カジノ、代打ちなど非合法の賭場は当然として、一般的なレートのフリー雀荘で打つこともあれば、建設員の飯場に潜り込んだり、公園のホームレスの卓など安いレートでも卓が立つ場所であれば何処にでも現れる。

ローカルルール、特殊なハウスルールの麻雀(アンヘルの麻雀、横浜ブー麻雀など)、三人打ち、中国麻雀や台湾麻雀など様々な麻雀に精通する。

麻雀にかけては文字通りの「人の姿をした鬼」。信じられないような役満を連発して完勝することもあれば、一度もトップを取れなくても2着キープでトータルで勝つこともあるなど作中では無敵。それでいて場の空気を読み、気づきにくいお茶目をやらかす一面も。

  • 安永萬

全雀連六段のプロ雀士。おそらく傀と最も多く卓を囲んだ人物で、同卓した傀の邪魔にならないよう2着キープに徹する。ただ、傀も「あなたは麻雀で沈む事はないでしょう」と彼の腕前を認めている。

  • 水原裕太

むこうぶちにおけるもう一人の主人公。全雀連のビッグタイトルを掴むも「ラッキートップ」という陰口に激昂して暴力を振るってしまい、全雀連を追放される。その後同卓した傀に魅せられ、各地を転々としながら裏の麻雀に興ずる。定職にはついていない。

  • 多河巧典

元暴走族で安永の後輩。若手プロが参加する勉強会「青龍会」の長を務める。普段は実家の中古車ディーラーを手伝っている。

  • 及川勝依

大企業グループの会長にして自称「傀のタニマチ」。裏では政界のフィクサーとも噂される人物だが実態は傀を「儂のアイドル」と照れもなく言い切るキュートなお爺ちゃん。

  • 劉(ラウ)

日本の中華人脈に多大な影響力を持つ大物華僑。高層マンションの最上階で数千万円単位の金が動く超高レートの場を立て、自身は振らず和了せずの見物麻雀に徹し、弱者が破滅する瞬間を見るのが楽しみ。

  • 江崎明彦

悪徳不動産屋。華僑・劉の自宅での裏麻雀で傀と戦い惨敗したが、借金返済のための海上での不法移民引き渡し業を3年続け再び陸に上がってきた。また、劉への借金とは別に会社の金を使い込んでおり、業務上横領罪で指名手配されている。

傀との再戦後は劉の下で代打ちや不動産管理などの仕事を請け負っている。華僑(中国人)組織の中では新参かつ外様の日本人ではあるが、それなりの地位にあるようで中国人の部下がついている。

卓上でのツキの無さを精度の高い捨て牌読みで補うその実力は傀に匹敵する。

  • 三橋秀俊

通称「上野(ノガミ)の秀」。赤牌入りの麻雀を得意とし、傀の領域に踏み込んだ数少ない人物の一人。倉庫破り・窃盗など生きるためなら何でもする小悪党だが妙な愛嬌があり、作中でも人気の高い人物。


映像化作品

 2018年12月現在、アニメ化はされていないが、Vシネマが16作作られている。

 全16作に共通して出演するのは袴田吉彦(傀)とガダルカナル・タカ(雀荘「東空紅」のマスター)の2人、他に高田延彦(1~8)、及川奈央(1~8と12)や宮内こずえと言った実際のプロ雀士も出演している。


スピンオフ作品

  • むこうぶち外伝 EZAKI(全2巻)

(原作)天獅子悦也 (作画)玉置一平

江崎明彦を主人公としたスピンオフ作品。


  • レッドドッグ ノガミの秀(既刊1巻 未完)

(原作)天獅子悦也 (作画)近藤和寿 (監修)坂口大学

三橋秀俊を主人公としたスピンオフ作品。

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