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概要

「ボートを用意しろ」とは、厄介者のヒューイを追放するためのセリフであり、島流しをさせることである。本人は、「お前たちこそ人殺しだ!」・「まともなのは僕だけか!?」等と喚くが、ビッグ・ボスことヴェノム・スネーク達はそんなこともお構いなしに彼を乗せたボートを海に放った後に眺めたのである。

pixiv等をはじめをしたSNS関連でメタルギアシリーズ(特に儀式の人関連)のイラストや動画のコメントでヒューイ風ツッコミ(例「何がビッグ・ボスだ!ただのSARUじゃないか!まともなのは僕だけか!?」)されたときにその返答を「ボートを用意しろ」と返すのである。場合によっては続けて「一人乗りでいい」や「水と食べ物を」をいう時もある。誤表記で「水と食料を」と勘違いする者もいる。

一応マジメな概要

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詳しい事は本人の記事にも書かれているが、作中の終盤にて、ダイアモンド・ドッグズに裏切者のヒューイの裁判が行われ、次々と罪状が明らかになった。

ニコニコ辞典からの引用

  • 今作の序章「MGSV:GZ」での出来事。

9年前、前作「MGSPW」にてスネークが仲間と共に作り上げた「国境なき軍隊=MSF」のメンバーだった当時、IAEA(国際原子力機関)による核査察を独断で受け入れる。(越権行為、外患誘致)

しかし核査察は偽者であり、その正体は非正規諜報機関「サイファー」の実行部隊「XOF」による奇襲作戦であった。

結果「MSF」は壊滅。その基地であったマザー・ベースは崩壊、マザー・ベースから脱出できたヘリも撃墜され、ヘリに搭乗していたスネークは9年間の昏睡状態に陥り、カズヒラ・ミラーも重症を負う。

その他、大勢の人員など多数の犠牲を生んだ。しかもそれはXOF指揮官スカルフェイスに身柄を保障され行ったことだった。

「9年前の査察だってみんなの為だった」「本物だと思ってたんだよ」

今の立場が納得いかないのか、ただの善意なのか、イーライ率いる少年兵たちがメタルギア・サヘラントロプスを修理できるようにした。

その結果、少年兵たちによって核兵器であるサヘラントロプスはダイアモンド・ドッグズの手を離れ、また英語を話す者を殺害する「英語株」の声帯虫も野に解き放たれてしまった。

「僕は 質問に答えただけだ」「でもまさか 直せると思うわけがない」「それに 子供があれを操るなんて」「無理だったんだよ!」

  • 自らの子供をメタルギア開発の為の実験台にした(児童虐待

サヘラントロプスは初の直立型二足歩行兵器でもあった。そのため開発には様々な問題が生じ、それを解決しようとしていた。

その一つである姿勢制御、それに用いるAIを小型化したはいいが、コックピットが小さくなってしまった。

そこでエメリッヒ博士は自分の子供=HAL(後にオタコンと呼ばれる、ハル・エメリッヒ)をコックピットに入れ実験台にした。当時のHALは大きくても4歳児である。

「乗せてないってば!」「あの子が乗りたがったんだ!」

  • 上記に対して、HALの母親であるストレンジラブ博士が反抗したので間接的に殺害(親族間での殺人死体遺棄

子供を実験台とする凶行に対し、ストレンジラブが反抗。HALをエメリッヒから遠ざける。これに怒ったエメリッヒはニカラグアから引き揚げたピースウォーカーのレプタイルポッドにストレンジラブを閉じ込め、結果ストレンジラブは窒息死した。また、その遺体はダイアモンド・ドッグズに発見されるまで放置されていた。

さらに当初、ストレンジラブの死因は「スカルフェイスに殺された」とし、復讐としてスネークたちが生き地獄を与えたスカルフェイスに対し勝手にトドメを刺し「仇をとったぞ!」と白々しく叫んでいた。

「あいつが勝手に入ったんだ!」「そうだ!アレは事故だったんだよ!」「あれは自殺だ!僕がやったとしてもお前たちに何の権利がある!」

  • 変異型声帯虫をマザー・ベース隔離塔内で蔓延させる(生物テロ、外患誘致未遂

エメリッヒは管理塔内に運び入れる機材を提供したが、そこから大量のベータ線が漏出、声帯虫とそこに寄生するボルバキアが変異し、生物汚染が発生。多数の犠牲者が出る。

感染を食い止める為、生きている感染者を外に出すわけにはいかず、外に出た感染者はナパームで焼かれ、また感染者内の何人かはスネーク(プレイヤー)自ら手を下さねばならなかった。

これはエメリッヒ自身の居心地が悪くなってきたダイアモンド・ドッグズから再びサイファーに着くための手土産として開発した生物兵器であり、マザーベースを実験場にするためにあえて拡散させていた。

一切の弁護の余地がないこの事件の首謀者であるにもかかわらず、エメリッヒは仲間に手を下すスネークを非難し続けた。

「君は言ってたよね? 俺達は家族だって… 嘘だったのか?」「仲間なのになぜ 僕も仲間なのに」「あんたが みんなを灰にしたんだ」

また、この無差別殺人ウイルスと化した声帯虫の存在は、英語株を「喋らない」ことで部隊に留まろうとしたクワイエットに脱走を決意させることとなった。

ヒューイの罪状を読み上げながらも必死に自分は無実と否定するヒューイ。

その判決をスネークが下すことになり、多くは死刑を望んでいたが、そのやり取りの流れが…。

スネーク「ボートを用意しろ 一人乗りでいい 水と食べ物を」

ミラー「ボス?」

スネーク「出て行ってもらおう」

ミラー「おい……俺たちをこうした、張本人だ!あの時の仲間も……なのにこいつだけは……こんな奴が俺達の、本当の敵なんだ!」

スネーク「カズ……そう、こいつは敵だ。仲間じゃない。だからこそ、俺達にこいつは裁けない。ただマザーベースは降りてもらう」

その後はわずかな水と食料を与えられたヒューイはインド洋に流されていったのである…。

関連リンク

ニコニコ辞典

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