概要
このゲームのプレイヤーキャラクターであり、あなたの分身。性別は男。
基本一人称は「僕」だと思われる。(もあっと(キャラクターとの個別トークシステム)の【3人のお部屋】の夏海の発言より。しかし、当の本人は送信時は「自分」と名乗っている)
その御尊顔はコミュニケーションイベントで確認できる。他にも顔程ではないが、[二年参り]野薔薇姫や[満腹]雀明鈴で容姿も確認できる。生徒からの第一印象は大抵「パッとしない」「ひ弱そう」など
グリモア第1章のエンディングでは顔は見えないものの、等身が明らかになり、生天目つかさと同じか少し高いことが分かる。
ある日、突然魔法使いに覚醒した。それを境に私立グリモワール魔法学園に入学する。
転入したのは7月との事。(うのすけズバリ!22回より。同期に東雲アイラ 他)
魔法に関しては攻撃系はすこぶるダメ。回復系やその他は不明 例えるなら、ファイア(炎)の魔法を出した所でライター位の火力が精一杯な程。また、東雲アイラからは「弱者の盾」(手のひらサイズの薄いバリア)を教わっており、この魔法を使うのが精一杯らしい。
その反面、魔法の貯蔵量が物凄く高く、また、唯一他人に魔法力の譲渡(受け渡し)が可能な魔法使いである。これも例えるなら、ゲーム開始からMPが999MAXであり、レベルの低いパーティが魔法を使うたびにMP回復技で味方を回復させ続けるようなものである
その面では他の生徒から非常に重宝されている。生徒会から、直にオファーが掛かる程。科研からも貴重な人材として人体実験の素材にされかけられるほど
内面もすこぶる真面目で生徒想い。冬樹ノエルに一日付き合って欲しいと言われたが彼女に先約があり、待たせるのも悪いから今日は良いとノエル本人に断られたにも関わらず、先の用事が済む夕方までずっと待ち続けていたりする。
それもあってか、水無月風子の風紀委員の見回りに直接声も掛かったりする
その事もあって武田虎千代から1年未満にして生徒会長に推薦されるが、最終的に「優し過ぎる」と精神面で見送られることになった
とある騙し討ちのために学園からもたらされた転校生の情報によれば「女好き」「振り回されやすいタイプ」「多趣味」であることが判明している。
そんな童顔でみんなから頼りにされてる転校生だが、もあっとやみまわり魔法少女イベントで(選択肢によっては)ドス黒い一面を見せる事も…
プレイヤーネームを設定しても名前で呼ばれる事はない。先輩や同級生からは基本的に「転校生」「転校生さん」「転校生くん」などと呼ばれており、後から新しく転校生(円野真理佳等)が来てもずっと「転校生」で通っており、学内で「転校生と言えば彼」と言わしめるほど
また、小鳥遊自由や服部梓などからは「先輩」 犬川寧々、ヤヨイ・ロカなど一部の後輩から「お兄ちゃん」「お兄さん」などと呼ばれている
こんな魔法学園イージーモードを歩んでいる様な転校生だが、「不純異性交遊は校則違反」として学園のブラックリストに登録されている。
「うのすけズバリ!」26回で「転校生のクラスを探らないように」と言われているが、会話から察するにリリィクラス疑惑が出ている。
(あくまで考察であり、確定ではないのでご注意を)
他の事への興味や意欲もあるようで、他の生徒達から様々なことを教わっている。
「うのすけズバリ!」78回によると以下の内容を教わっている。
生徒名 | 教わっている内容 |
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メアリー・ウィリアムズ | 戦闘技術 |
エレン・アメディック | 基礎体力向上(筋トレ)、指揮の訓練 |
東雲アイラ | 魔法 |
省明鈴 | 中国武術 |
野薔薇姫 | 野薔薇の人間としての思想や立ち居振る舞い |
神宮寺初音 | 兵器の使い方 |
椎名ゆかり | 応急手当 |
水瀬薫子、結城聖奈 | 事務作業 |
風紀委員 | 逮捕術 |
南智花 | 魔法使い |
経歴
※転校生が深く関係する部分を抜粋(漏れなどがあると思うので修正や追記を求む)
1年目
7月 | 学院に転校、そのまますぐに智花と初めてのクエストをうける |
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10月 | 生徒会とタイコンデロガ級の魔物討伐のクエスト中洞窟の崩落に巻き込まれ、武田虎千代と2日間閉じ込められるも生還 |
第7次侵攻発生、円野真理佳の護衛の下、魔力供給をしながら戦場を回る |
2年目(ループ1回目)
4月 | 年度が繰り返したことに気がつく |
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7月 | 第2次裏世界探索時、遊佐鳴子から裏世界に自分が存在していないことを聞かされる |
霧の嵐に巻き込まれ、裏世界の第8次侵攻直前に飛ばされ、自分が学院に在籍していないことや汐浜ファンタジーランドの魔物襲撃があることを知る | |
1月 | マキちゃん誕生(後記) |
3年目(ループ2回目)
5月 | 科研襲撃事件にて裏世界の間ヶ岾昭三に拳銃で撃たれる |
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3月 | 野薔薇本家がある反賀に招待されるも魔物が襲撃、野薔薇当主への紹介はお流れに |
4年目(ループ3回目)
4月 | 霧の嵐に巻き込まれ裏世界の醍次侵攻時点に飛ばされる。裏世界の霧塚萌木から自分が風飛大深度地下にいること、存在をあらゆるデータから抹消されていることを知る |
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6月 | 始祖十家のマーヤー・デーヴィーに命を狙われるも彼女の元にたどり着き危機を脱出。彼女から自分が裏世界ではムサシであることを知る |
8月 | 沖縄にて魔物と交戦、このころから魔物が狙ってくるようになる |
3月 | 間ヶ岾が学院を襲撃、そして撃退。自分が裏世界ではムサシであることを全生徒にばらされる |
霧の嵐に巻き込まれ、裏世界の第8次侵攻中に飛ばされる。音無律や間宮千佳等一部生徒の運命を変える |
5年目
4月 | 過労からきた風邪で倒れる |
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5月 | 霧の声が聞こえてくるようになる |
6月 | 宇宙のアポロン内にて地球表面に張り付く霧の魔物の本体を視認する |
10月 | 第8次侵攻中、ムサシ化するもみんなの呼びかけで元に戻る、その直後全世界の魔法使いに魔力譲渡し、魔力枯渇により気絶 |
マキちゃんについて
2016年1月10日 コミュニケーションイベント「あけましておめでとう!少女たちの新年会!」にて神宮寺樹が初対面のグリモアの女子生徒と接触するという場面がのっけから再生される。なんとこの女子生徒…実は変装した転校生であった!…という、割ととんでもないオープニングから新年早々のイベントが開始したわけだが…
神宮寺茉理「ムフーッ。ここまで気づかないんだから…燃えるわね!」貴女若干腐ってません?
完璧に樹を騙した転校生の変装だが、もちろんただの女装というわけではなく、現魔法学園で恐らくもっとも魔法に精通しているであろう朱鷺坂チトセの魔法によるもの。のちのイベントストーリー内での会話から、これは「幻惑魔法」の類であることが明らかになっている。恐らく他者からの認識を歪めているのであって、完全に女の子になっているわけではないようだ。もちろん視覚だけでなく触覚…というより五感から受け取る全ての認識を変えているようなので触れても大丈夫とのこと。
なお不純異性交遊的にどうなのかという問題については…風子「不純異性交遊?いまアンタさんは女の子なんですが。」「おっと…確かに、以前不純同性交遊もいけないといーましたね。」…だそうです。言った本人が一番それに近いことしてるというのはもはやお馴染み。
ただ、なぜかこの人は一目見ただけですぐに転校生と気づいた様子「身内だから」だそうな。他にも春乃が勘だけで「何だか初めて会った気がしないのよ」と曖昧ながらに感じ取り、直後に言動から転校生だと気付いた。そしてコミュイベ第2部での夏海の言葉から、もしかしたらこの人も知っている…?
ちなみにマキちゃんというのは変装した転校生の仮の名前である。今回変装しているのは、元をたどれば様々な方面から狙われている転校生を守るためであり、偽名もその一環。なお名づけ親は先述の神宮寺樹氏である。由来は正月のおせち料理に欠かせないアレ。そのことからマキちゃんに関する作品では稀に「伊達マキ」というタグがついていたりもするが、ゲーム内で登場する偽名はあくまでマキちゃんだけである。
余談だが別の男子ではなく女の子に変装してるのは「それは、朱鷺坂チトセの趣味…ではなく、男子はどちらにしろ目立ちますから。」らしい。
マキちゃんの容姿については、こちらはほとんどイベントストーリーでの会話内でしか言及されず、普段の転校生のようにカードの見切れに登場することも現時点ではしていない。
イベントストーリー内で言及された容姿については
春乃曰く「せっかく良いの(恐らく晴れ着)着てるのに、髪がぼさぼさじゃない。」
真理佳曰く「僕と同じくらいになっちゃいましたね…(多分身長のこと)」
同じく曰く「なんかふにふにしてる(謎)」
そしてなにがとは言わないが、智花より大きいらしい。
以上がマキちゃんの容姿に関する言及である。(確認漏れがあるかもしれないので情報求む)
最後に、風子の「びしょーじょにしか見えませんわ」とはマキちゃんの容姿の評価である。それに加え彼女は「同じ水準の顔なら魔法使いは女子のほうが目立たない」などと発言しているため、もしかしたら転校生は割と「びしょーねん」である可能性が…
同年の1月29日氷川沙紀の誕生日(上記イベントの後日談的な位置づけ)に、夏海が撮った写真がきっかけで風子が連れてくる形で登場。
当初、テロリストではないかと疑われており、武器所有の有無を調べる身体検査が行われた(隅から隅まで)。
そして、風子によってネタ晴らしされるが、沙紀に先ほどの身体検査(どんな方法だったのかは不明)による恥ずかしさのあまり、説教されることになった。
その後、2018年のエイプリールネタで登場、グリモアに登場した男性キャラを攻略するゲームの主人公を務めた。
そして、2019年1月9日 コミュニケーションイベント「決意の神凪神社-征く少女たち-」で登場する。やはり、出会った生徒は教えられるまで気が付かないが、鳴子や、里菜、ちひろには見抜かれていた。
ちひろ曰く、「この、きょんきょんしているのは先輩ですよぉ」らしい。
小説での転校生
2017年1月10日発売の小説「グリモア~私立グリモワール魔法学園~」では笠置佑也(かさぎ ゆうや)の名前で登場。能力はゲームの転校生と同一だが容姿がゲーム内とは少々異なり、小説版では黒髪である(ゲーム内ではみまわりイベントのデフォルメキャラクターや一部カードに写っている限りだと茶髪)。小説での一人称は「俺」。
覚醒前はサッカーをやっており、アイラが閲覧した記録によると弱小チームをそこそこの強さまでのし上げたらしい。しかし覚醒を境にチームメイトとの連絡もなくなった様子。かつて魔法使いに救われた過去があるらしく、「皆を守りたい」という気持ちを強く持っており、自分が後衛しかできないと分かると狼狽えていた。
また、おそらく裏世界と思われる、智花ら仲間達が斃れてゆくビジョンを夢に見る描写がある。しかし授業中に居眠りした挙句寝言で羞恥プレイになってしまった模様。流れ弾で智花も顔真っ赤である。
上の考察通り、リリィクラス。指導役としてアイラがつけられており、師匠と呼んでいる。
余談だが小説での転校生はゲーム内での好青年とは若干違い、精神的に多少根暗であるらしい(文中アイラの発言より) また比較的穏やかな田舎育ちということで都会に憧れがあり、恋愛欲求や欲望には割と忠実。さらにはラッキースケベも多発するラノベ主人公のような存在になっており、ゲームをやっている転校生たちからは驚きの声も上がった。ちなみにラッキースケベの相手は2回ともに彼女である。ある意味メインヒロインらしいといえばらしいのかもしれない。
裏世界の転校生
※ネタバレ注意
パンドラのイベントの最終話にて、「裏」に存在していないことが裏世界の鳴子が調査したデータにて判明。その後に霧の嵐で飛ばされた第8次侵攻前の学園の生徒にも最初は不審者として扱われている。
しかしその後、霧の嵐で第7次侵攻中に飛ばされ出会った裏世界の萌木(の魔法)によると、裏世界の転校生は風飛大深度地下にいることが判明、さらには父親が故人となっており、それらの情報がありとあらゆる方法で隠蔽されていた。
そして、始祖十家のマーヤー・デーヴィーにより、裏世界の転校生が裏世界を壊滅させた元凶であるムサシ級の魔物であると判明した。