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アンピトリテの編集履歴

2019-10-22 22:36:11 バージョン

アンピトリテ

あんぴとりて

ギリシャ神話内で最も母性に溢れた女神。

特徴

ポセイドンの妻であり、五十人のネレイデスの中で一際美しい海の女神。

着飾らない謙虚な性格の持ち主で、同時にヘスティアに並ぶほどの慈愛の持ち主でもある。そして無類の子ども好き。その愛の及ぶ範囲は自分とポセイドンとの子どものみならず、他人や他神の子ども、果てはポセイドンが浮気して出来た子どもまで、とどまることを知らない。

この為、ポセイドンとの夫婦仲はとあるスーパーリア充な冥界夫婦に次いで良いとされる。また、ポセイドンは子どもが非常に多く、一説にはゼウスを超えるほどとされることもあるのだが、それがあまり目立たないのもこの妻の規格外の器の大きさによるものだろう。

聖獣はイルカ(理由は後述)であり、象徴は笏、ヴェール。また、ローマ神話のサラーキアと同視される。



別名・表記ゆれ

またの名をアンピトリーテー、アンフィトリテ、アムピトリテ、アムフィトリテ、アムピトリーテー。

(Amphitrite, 現代ギリシャ語: Αμφιτρίτη)



神話

普段の結婚生活からは想像もできないが、結婚する以前、ポセイドンとは疎遠だった。というかポセイドンからは一目惚れされて幾度も求婚されていたのだが、アムピトリテがちょっとした男性恐怖症のようなもの(それとポセイドンが浮気性の怖い人だという噂を信じ込んでいた。まあ間違っていないが)だったのでお近づきになれていなかった。何度デートを申し込んでも折れない彼女に最初の内は燃えていた(読み:萌えていた)ポセイドンの心も次第に折れていき、最終的にはショックで塞ぎ込んでしまう。

海の神たるポセイドンが引き籠り職務放棄したことにより、調停者がいなくなり、海洋のバランスが崩れ、海が大いに荒れてしまう。これを危機的状況と見た海の生物たちはイルカの神デルフィヌスを使者としてポセイドンの元へ派遣する。イルカ神はポセイドンの悩みを聞き、アムピトリテにポセイドンの良さを伝えるべく奔走する。

そして彼の尽力の末、遂にアムピトリテはポセイドンの求婚に応じる。結婚式にはあまねく海の生物たちが招待され、海にまつわる様々な神々も参礼したとされる。

その後、ポセイドンに惚れ込んだアムピトリテは積極的に愛を育み、無事にトリトン、ロデー、ベンテシキュメという三人の子どもを作った。


溢れる慈愛の精神

前述した通り、彼女は海よりも深く山よりも高く空よりも広い慈愛の心の持ち主である。ポセイドンが愛人と交わり成した異母の子であるテセウスを手厚くもてなし、贈り物まで渡している。ヘラよ見習えと言いたいところだが、よく考えたらむしろこの女神がおかしく、ヘラの方が正常なのではないだろうか。ギリシャ神話はやはりぶっ飛んでいる。


関連タグ

ギリシャ神話

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