概要
ライトノベル作品ハイスクールD×Dの22巻から始まった、本作の悪魔が行っている競技「レーティングゲーム」の国際大会である。
アザゼルたちが、和平に不快感を持つであろう各勢力のガス抜きして進められており、それを勧めていた功績などからアザゼルの名前が冠された。
ガス抜きとしての側面以外にも、一種にチャリティーイベントとしての側面もあり、興行収入は復興支援金に回されることになっている。また、鎖国気味だった各勢力の様々な種族や強者が出てくることもあり、民衆からはかなり期待されている。
さらに異世界E×Eからくるだろう邪神たちに対抗するための強者育成や、レーティングゲームの不正関係の一掃をおこなう側面もあり、そのほとんどに関しては明確な効果が出ている。
悪魔に天使に堕天使に、挙句の果てに神まで参加することが許されている、ルールこそあれど通常のレーティングゲームより何でもありの大会。多少は制限があるが通常の駒価値よりも緩く設定されており(例:通常の「僧侶」二駒の転生悪魔が僧侶一駒で参加可能など)、王以外のメンバーはある程度自由に入れ替えることができるなど、自由度も高い。本戦出場時においては、予選落ちしたチームの参加者をチームに引き入れることも可能。戦闘狂の類にとっては、戦う機会に恵まれない神などに、何の文句もつかせずに挑むことができる垂涎物のイベントでもある。
優勝賞品は「世界に混乱を生まない範囲内でどんな願いでもかなえる」こと。破壊神シヴァや超越者アジュカなどの凄まじい存在や勢力が技術の粋を集めるため、これを目的として参加したチームも数多い。
その大番狂わせ
この大会は、レーティングゲームになれた最上級悪魔クラスや、各勢力においても生粋の強者である神クラスが参加することもあり、当初は彼らの独壇場になるかと思われた。
だが、神すら倒せる実力者と激戦を潜り抜けてきたイッセーたち原作主要人物や、まだ見ぬ猛者たちによって各神話の主神クラスが参加したチームすら敗北する事態が頻発。神々の多くが棄権することになるという大番狂わせが起きた。
結果として本戦に参加した16チームの内、神々や現役のレーティングゲームプレイヤーが率いるチームは少なく、D×Dに参加していたチームの多くが逆にノミネートする。挙句の果てに事実上無名の猛者を主体とするチームが複数ノミネートされており、かなりの話題になっている。