概要
アンチョビとペパロニは共にアンツィオ高校に所属する戦車道チームの隊長と副隊長。
元々アンツィオ高校の戦車道チームは、資金不足と保有戦車の脆弱さにより衰退していたが、スカウトされたアンチョビの尽力により履修者も40人を超え、全国大会に出場するだけの実力を身に付けるまでに成長した。
ペパロニはアンチョビが戦車道チームを立て直すまでの過程を見てきており、他のメンバーが「総帥(ドゥーチェ)」と呼ぶ彼女を「姐さん」と呼び慕い、心酔するようになる。アンツィオ高校らしいノリと勢いを体現したような性格ゆえに失態を犯すことは多々あるが、敬愛するアンチョビの窮地には危険も顧みず救援に向かおうとするなど、篤い信頼を寄せている。
『もっとらぶらぶ作戦です!』では、泳げないアンチョビのためにペパロニ、カルパッチョが指導しようとするものの、事あるごとに溺れさせてしまう。気を失っているアンチョビに人工呼吸を施そうとするペパロニが、直前に目を覚ました彼女に引っ叩かれるというやり取りを繰り広げるなど、とても仲良し。
最終章ドラマCD「アンチョビ細腕繁盛期」
最終章上映と共に始まったドラマCDシリーズでは「アンチョビ細腕繁盛期」というタイトルでアンツィオ戦車道の成り立ちについて触れられており、
カルパッチョが後輩たちに過去を語るという内容で、アンチョビとペパロニの出会いが描かれている。
チームピカンテという走り屋チームの総長だったペパロニはアンツィオ統一を目指し、アンチョビ達に勝負を挑むが自転車で戦車に挑んだため当然のように敗北。
毎日のように勝負を仕掛けては敗北を繰り返していたある日、いつものように勝負を挑むペパロニだったが大雨のためアンチョビに止められ中止になってしまう。
そこでアンチョビはペパロニのために「鉄板ナポリタン」を作り、アンツィオに来た経緯と戦車道の楽しさを伝えたいという思いを語りながらペパロニを戦車道に誘う。
アンチョビの手料理と気持ちに心を打たれたペパロニは戦車道を始める事になったのだった。
その中でアンチョビの本名である安斎千代美を元にアンチョビ、ピカンテ(辛い)に因んでペパロニと、お互いに名前を付けあった。