沿革
ルーツは大阪府東大阪市で大山森佑が創業したプラスチック製の養殖用ブイや育苗箱をつくっていた『大山ブロー工業』である。1964年に森佑の急逝に伴い息子の大山健太郎が19歳で引き継ぎ、1971年に法人化した。
1972年に宮城県南部に新設した仙台工場(現:大河原工場)に製造拠点を移して大阪の工場を閉鎖。1989年に本社を政令指定都市移行間もない仙台市へ移転し、1991年に現社名へ改称する。
1990年代に家庭用プラスチック製半透明収納ケースで売り上げを伸ばし会社が大きく成長。生活用品分野では、収納やインテリア用品、園芸用品、ペット用品、日用品、生活家電、資材などを手広く取り扱う。
2009年、LED照明を皮切りに家電事業に進出、2010年代に大手メーカーと肩を並べる新興家電メーカーとして急激に台頭し、家庭用照明などいくつかの分野では国内シェア首位となっている。「他社の2倍」と言われるスピード開発が強みで、2013年には大阪R&Dセンターを開設し、大手家電メーカーをリストラされた技術者を多数雇い入れている。また、大手家電メーカーが海外に製造拠点を移す中、アイリスオーヤマは国内の製造拠点にも大規模な投資を行っており、工場の自動化に重点を置いている。2019年にはテレビを皮切りにAV分野にも進出した。
地域貢献活動
2004年よりベガルタ仙台のメインスポンサーとして、2009年からは東北楽天ゴールデンイーグルスのスポンサーになっているほか、仙台フィルハーモニー管弦楽団も支援している