簡単な概要(ネタバレなし)
ファイナルファンタジー15および、その派生作品に登場するノクティス・ルシス・チェラムとプロンプト・アージェンタムの腐向けカップリング。
ノクティスとプロンプトは互いに唯一無二の親友である(公式)。
王子という立場から周囲と距離を取りがちなノクティスだが、自分を"王子"ではなく"友達"として見て接してくれるプロンプトには心を開き、「品行方正な王子様」らしくない一人の青年としての等身大の振る舞いをし、笑顔もよく見せる。
「国でたった一人の王子様×一般市民の親友(男)」という、王家の存続をも危ぶませるCP属性を持つ。究極の身分差。
しかしそれも"必然"と思えるほどの信頼感と親愛に溢れた言動が公式から与えてもらえる、宝の山のようなカップリングであると言える。
二人とも「M.E.736年」生まれで同い年。
因みにイグニスは2つ年上、グラディオは3つ年上。
!!!注意!!!
これより以下全ての項目において、ゲーム、アニメ、映画のネタバレを含みます。
また、ファンイベントその他諸々から得た情報を元に筆者の主観的なCP解釈や考察が解説文の中に盛り込まれる場合があります。
予めご了承ください。
【プロフィール】
ノクティス | プロンプト | |
誕生日 | M.E.736年8月30日 | M.E.736年10月25日 |
年齢 | 20歳 | 20歳 |
身長 | 176cm | 173cm |
好きなこと | ゲームのハイスコア更新 | 写真撮影 |
すきな食べ物 | 肉厚カツサンド、やみつきポテトフライ、ふわとろ親子丼、ゴージャスクイーンサンド、珠玉の親子丼、おもいでのお菓子、大膳握り寿司、ピットクルーズ・タコス | 大粒豆の旅立ちスープ、ピリ辛骨付きステーキ、ペッパーチキンライス、ゴロゴロ肉の紅色スープ、メルダシオ特製ミートパイ、グリーンスープカレー、キカトリーク・サラダ |
スマホゲームのプレイヤー名 | †王子† | LOKTON |
お互いの呼び方 | プロンプト、金髪くん、ルシスの一般市民 | ノクト、ノクティス王子、王子様、陛下 |
※後述で誕生日、年齢についてネタバレを含む追記あり
二人の出会い
公式HPのプロンプトの紹介ページには「ノクティスとは高校時代に知り合い、」とあるが実は違う。
ノクティスと仲間たちの出会いや絆を育むきっかけとなった過去の出来事を短編アニメにした「Brotherhood Final Fantasy XV」の第2話「Dogged Runner」にて、実は二人は同じ小学校に通っていることがわかる。
ノクプロの馴れ初めと言っても過言ではないこのBH2話では、プロンプトがいかにノクティスと友達になるために努力をしてきたかが描かれているのでノクプロの出会いを知りたいのならば、こんな大百科を読むより観るのが早い。
公式から全話YouTubeにて無料配信されているのですぐに観てほしい。1話あたり15分前後だ。
▼BH2話「Dogged Runner」
▼BROTHERHOOD FFXV 公式ページ
(スマホで動画を観るためのギガが今月すでに残っていない人のための概要説明)
「王子」「王子」ともてはやされ、城での生活をアレコレと聞いてくる女子たちに囲まれる事に嫌気が差して、校舎裏のよく分からない小汚い自転車置き場のような場所で休み時間を過ごすノクティス(当時12才)。
当時あまりの食生活の乱れから肥満児となってしまっていた一般市民プロンプトが、それまで話した事もないノクティス王子と「友達になりたい、なるんだ!」と決意したのは、ノクティスが5才の頃から親交があるルナフレーナ(当時16才)からの手紙がきっかけ。
ルナフレーナの飼い犬プライナがノクティスの元を訪れようとした際に怪我をし、お腹を空かせて迷子になっていたところをプロンプトが助けたのだ。そのお礼の手紙に書かれていた「どうか、これからもノクティス様のことを支えてくださいますようお願い致します」という一文に背中を押され、校舎裏に佇むノクティスに思い切って声をかけに行く。
しかし「ぼくと友達に、」と言いかけたところで転んでしまい最後まで言えず仕舞い。
ノクティスに手を差し伸べられ起こしてもらおうとするが、肥満児のプロンプトの体重を持ち上げられなかったノクティスはつい「お、重っ、」と漏らしてしまう。プロンプトの今後を決めた運命の一言である。
悪気は無かったとはいえノクティスに「重い」と言われたことで、「なるほど王子の隣に並ぶにはこんな体型ではダメだ」と思ったプロンプトは、その日から猛烈なダイエットに明け暮れる。12才の少年が自らダイエットをするのだ。
たった一人の男の子と友達になるためだけに毎日食べていたファーストフードを断ち、洗って皿に乗せただけの野菜の山を食べ、雨の日も風の日も毎日ランニングをする。
そんな中で内面的にももっと明るくなろうと、それまであまり話さなかったクラスメイトに「走りたいんだけどどうすればいいかな」と、何度も練習したセリフですと言わんばかりのカタコトで相談してみたり、ランニング中にすれ違う人たちに自分から挨拶をしたり、それはもう涙ぐましい努力を約4年間(4年間!)続けるのだ。
かたやノクティスは、なかなか痩せられずに「まだ話しかけられない」と毎度しょぼくれて帰っていくプロンプトの背中を黙って見送ったりしていた。意識しまくりである。
そうして迎えた15才の春、高校入学式。(アニメではこの入学式の朝に着替え前のパンツ一丁姿のプロンプトが見られる。)
友達のいない元陰キャなおデブちゃんは見事にダイエットを成功させ、明るく元気なムードメーカーへと生まれ変わって再びノクティスの前に現れる。
相変わらず周囲から「あれが王子?」「ウッソ声かけてみる?」などとコソコソ注目されてばかりで一人ぼっちのノクティスの肩を後ろから叩くプロンプト……振り返ったノクティスにこう告げる。
「ノクティス王子!はじめまして、俺プロンプト!よろしくね」
一体このセリフを言うのに家で何万回ほど練習したのだろうか。かつてクラスメイトに走り方を聞いた時とは比べ物にならないナチュラルさと完璧な笑顔。
そして突然現れたプロンプトを上から下まで見渡したノクティスは、優しく笑ってこう返すのだ。
「はじめてじゃねーよ」
ノクプロ爆誕の瞬間である。
なんとノクティスは12才の頃、たった一度会話をしただけのプロンプトの事をしっかりと覚えており、しかも誰が見ても同一人物とは思えないほど変貌を遂げたプロンプトを「プロンプト」と一瞬で認識できたのだ。
そして二人はそれからお互いに唯一無二の親友へとなっていく(公式)。
これを摂理と呼ばずしてなんとする。
高校時代
◆ゲーセン通い
帰り道にゲームセンターに寄って遊ぶ二人の姿が、BH4話にて観ることができる。
ゲーム本編内で4人が夢中になって遊んでいるスマホアプリ「キングスナイト」は実際にアプリがリリースとなっていた(2018年6月にサービス終了)。
そのアプリ内でFF15コラボが行われた際、4人の会話が掲示板に更新されていき、プレイヤーのフレンド一覧に4人の名前が連なり、4人それぞれからDMが届くという神がかったサービス内容だったのだが、その掲示板内でノクプロにおける衝撃的な情報が投下される。
ノクティス | 「正直携帯ゲーとか興味なかったわ。ゲーセンとかは行ってたけど」 |
---|---|
グラディオ | 「おまえら見つけに行くのにインソムニア中のゲーセンを把握しちまったこっちの身にもなれ」 |
ノクティス | 「つーか、なんで毎回場所変えたのにすぐ見つかるんだ?」 |
イグニス | 「王都警護隊のネットワークをなめてもらっては困る」 |
プロンプト | 「え。警護隊の人に見られてたの!?」 |
プロンプトとの寄り道で警護隊の目を盗もうと必死なノクティス。
ちなみに、元はそこまでゲーマーでは無かったがプロンプトの影響でゲームが好きになったというのも、この掲示板内の会話から判明する。
プロンプトの影響力は凄まじかったようで、ゲーム本編にてアサシンクリードとコラボした「アサシンズフェスティバル」が開催された折には、グラディオに対し食い気味で"伝説のアサシン"について語るオタクなノクトが見られる。
※アサフェスについては詳細を別途後述
また、キングスナイト内でのノクティスのプレイヤー名は「†王子†」、プロンプトは愛用のカメラのメーカー「LOKTON」となっている。
†王子†……
◆ノクティスの一人暮らし
本来城で暮らすべき王族であるノクティスは、高校入学後に一人暮らしを始める。その事について公式資料より以下を引用する。
「高校でプロンプトと出会った事をきっかけにマンションを借りて一人暮らしを始めた」
攻め(16才・王子様)が、受け(16才・一般市民)との出会いをきっかけに、周囲の反対を押し切って(小説版エピソードノクティス参照)高級マンションで一人暮らしをするのだから、これで二人の間に何もないわけがないのだと深読みしても仕方がないと筆者は思う。
(資料のソースは以下の記事の中盤、「表情パターンの作成」の項目にあるノクトの説明一覧みたいなボヤボヤしたヤバい解像度の画像)
◆一緒に下校
プロンプトの家の立地が王都の端のほうであることから、おそらくプロンプトは電車通学、ノクティスのマンションは徒歩圏内であると推測される。
二人の通学路のモデルとなっているのは新宿東南口。駅改札に向かう分かれ道ギリギリまで二人は一緒に下校している。
なお、二人の高校のモデルは学習院大学の南一号館。
出発前日
出発前夜のようすを知ることが出来るドラマCD「Prologue〜旅立つ者、残る者〜」での二人について。
◆プロンプトの訓練
ノクティスの結婚式に向かう為の旅に同行する事となったプロンプトは、特別に王都警護隊として訓練を受け「何かあった時には自分がノクティスを守る!」と決意を新たにする。
◆ノクティスの部屋の片付け
ノクティスのマンションの片付けにプロンプトのみならずイグニスとグラディオも駆り出されている。
段ボールにマンガなどを詰める中で、プロンプトが「これ懐かしいじゃん!つか意外とマンガ持ってんね」と言うのに対しノクティスは「お前が置いてったのもあるだろ」と、さりげなくプロンプトがノクティスの家に入り浸っていたのを示唆している。
プロンプトはノクティスの私物(おそらく主にマンガ)を「くれる?」と欲しがり、ノクティスは「くれない。」とお断りしている。
また、プロンプトはノクティスのマンションに来る前に、支給された警護隊の服を両親に見せようと一度帰宅している。
しかしほとんど家に帰ってこない両親に会えるわけもなく、その事をプロンプトはあっけらかんと「会えなかった」と話している。
実は幼少期より両親との関係が冷え切っていたという事実が2017年6月に配信された「エピソードプロンプト」にてローディング中に表示されるTIPSで判明し、BH時代のプロンプトの一人きりの荒れた食生活、なかなか姿を見せない両親、その理由がようやくここで分かるのであった。
◆ノクティスのマンションにお泊まり
片付けが完了したのはイグニス曰く「こんな時間」…おそらく深夜に近いのだろう。
一度も見たことがない王都の外への旅に期待と不安を募らせるプロンプトは、「オレ今日眠れないと思う」と漏らす。
それを聞いたノクティスは「じゃあ気ぃ紛らわせるか、ここでゲーム出来るのもこれが最後だし」とキングスナイトを起動させて二人で遊び始める。
グラディオとイグニスも仕方なく付き合うことにするのだが、全員そのままゲームをしながら寝落ちしてしまい翌朝目覚ましの音で仲良く目を覚ます。
なお、ノクト達のスマホの目覚まし音、着信音はここからDLできる。
http://www.jp.square-enix.com/ff15/special/fankit/ringtone
◆車の運転
ドラマCDの中でノクティスは、自分の高級車を持っているにも関わらず諸々の理由から1ヶ月ほどしか乗らずにほぼ新車状態で放置していたことを明かす。
(これはAudiからノクティスの成人記念に贈られた"Star of Lucis"のこと。実際にAudiから世界で一台だけ生産され、5000万15円で抽選販売されて現存している。)
公式ページは閉鎖済みだが詳細はここにまとめてくれている人がいた。
旅には父親の車である"レガリア"で出発するのだが、ノクティスは「プロンプトにも運転させるのか?オレも多分ヤバイけどあいつもヤバそうじゃねえ?」と、互いの運転スキルがそこまで高くないことを示している。
実際、BH2話では脇見運転のオンパレードだったプロンプトは、映画「KINGSGLAIVE」のエンドロール後の映像でも激しいよそ見を繰り返して助手席のイグニスに怒られており、見事エンストさせて車を動かなくさせてしまう。
ノクティスの見立ては正しかったということだ。よく免許取れたな…
~以降、ゲーム中の詳細について追記予定あり~