概要
Fate/GrandOrderにおいて所々で主人公を助けに来てくれる英霊。
「クハハハハ!!」という特徴的な笑い声や、「俺を呼んだな」とまるで助けを求めればいつでも来てくれるかのような言動、そして要所要所での主人公を導く助言により主人公を助けてくれた良い人。
なんだけど、あー、うん、誰だっけ?
真面目な概要
キャラとしての詳細はエドモン・ダンテス(Fate)を参照。
詳細はネタバレになるため伏せるが、FGOメインストーリー第一部の終章では今までに主人公と縁を結んだ頼れるサーヴァントたちがある事情で力を貸しに次々と現れる、という展開がある。
しかし、その一部にメインストーリーに一切登場せず期間限定のイベントのみで主人公と絆を育んだサーヴァントがいることがひとつの問題となっている。
つまるところ、該当するイベントを経験していないユーザーにとって彼(彼女)達は、
「突然出てきてさも面識のあったかのように親し気に振る舞う謎の人物」
であるかのように映ってしまうのだ。
特にエドモンは当該場面において非常に印象的な、「おいしい」登場の仕方をするため、
『クハハハハ!』
プレイヤー「誰だ!?」
『俺を呼んだな!』
プレイヤー「呼んでないよ!一体誰だよ!?」
という、驚きと困惑を強烈に初見のプレイヤーへと刻み込んでしまったことがこの俗称を生むきっかけになった。
該当場面では、他にも同じようにプレイヤーによっては初見になってしまうイベント出身のサーヴァントたちが登場しているのだが、そのうちの数騎はコラボキャラクターであり外部作品での出番があることから事前に知る機会がずっと多かったこと、他のサーヴァントはエドモンほどは鮮烈な登場ではなかったことが、この俗称が独り歩きしてしまう結果を招いた原因であると言える。
そういったサーヴァントのほとんど(当然エドモンも含む)はガチャからの排出も期間限定であることから「イベントは未見だが偶然引き当てたので知っている」というユーザーの数も少なく、「よくわからないけど助けに来てくれたすごくテンションの高い灰色の人」という強いイメージと彼の名前をもじって本タグのような扱いになってしまった。
FGOにおける彼と主人公の出会いに当たるイベント「監獄塔に復讐鬼は哭く」は比較的初期の開催であり、開催終了後から終章実装までの間に口コミやSNSでの評判でFGOのユーザー数自体が大きく増加し、結果的に本タグそのものの印象を持ってしまったユーザーが大量に生まれたことも定着の一因であるといえるだろう。
また、当イベントはFGO初の「高難度」告知のあったイベントであり、実際に完走難度も高めであったことから、
「高難度という謳い文句に尻込みして参加しなかった」
「挑戦してはみたが途中で断念してしまい、読破出来なかった」
というユーザーも一定数存在した。
運営もこの事態を懸念したのか、終章実装から約一か月後に「復刻:監獄塔に復讐鬼は哭く」を慣例よりも早めの復刻開催を実施している。
実際は本人の記事で記述されているように、魅力あふれるキャラクターなのは言うまでもない。
訪れた転機
しかし、2019年7月のアップデートにおいて遂に彼に転機が訪れる。なんと、ショップでのレアプリズム交換で彼が主役のイベントクエストが購入可能となったのである。これによって、レアプリズムさえ払えば新規プレイヤーでも彼との出会いを体験できるようになった。
……ただし、購入には入手手段の極めて少ない貴重なレアプリズムを5個も消費する上イベントの難易度はかなり高い(サポートサーヴァントは事実上使用不可)ため、終章で彼と「再会」する前に挑戦できるかは微妙な所である。挑めない新規勢にとっては、やはりナニモン・ナンデスさんなのであった。