概要
ジャーナリストの主人公ジェス・リブルが愛用する機体。
元はテスタメントガンダムの予備機としてジェネシスαにパーツ状態で保管されていた機体だが、ジャンク屋組合のロウ・ギュールがアストレイ標準の発泡金属装甲を使用して作業用モビルスーツとして生まれ変わらせた。
名称は両陣営の技術が混在しているような特徴を持つ本機に、連合・ザフトどちらの規格にも合わない「規格外のMS」という意味をこめてロウが命名したものであるが、その出自から本来のガンダムアストレイの系譜からは外れた存在である。
原型機と異なり本機には核動力とNジャマーキャンセラーは搭載されておらず、バッテリーで駆動する(ストライカーパックは継承している)。またロウがアストレイ系特有の発泡金属装甲を採用したためPS装甲でも無い。
ロウ達が火星に発つことになった際、AIの「8」が何故か火星に行く事を嫌がったため、ジェスが預かって一時アウトフレームのサポートに付いた。
テスタメントガンダムと交戦し、中破した事をきっかけに戦闘用のアストレイアウトフレームDへと改修された。
ストライカーシステム
テスタメントから背部ストライカーパック用のプラグは継承しているため、エールストライカーをはじめとしたストライカーパックを装備することが出来る。
後にウィザードシステムとシルエットシステムにも対応した「マルチパック」が追加されてから、陣営に関係無く装備を換装する事が可能となった。マルチパックはアウトフレームD仕様で重用されている。
バックホーム
長期取材用装備である3F構造の「家」。大容量バッテリーも搭載しているのでこれだけでもキャンプ生活できる。本作品の泥臭さを醸し出す装備である。
1Fはカイトとジェスの居住区、2Fは主に「キッチン」でセトナ・ウィンタースがよく使用する。3Fは「風呂」でユン専用レイスタの工具で移送された。
Gフライト
「8」が設計した大型飛行装備。
飛行ユニットは機体輸送用の大型マシンで、飛行形態ではGフライト用シールドウイング(翼に変形する。MS形態時では大型盾)も展開させ、機体の上下が覆われる。両手が空くため飛行しながらの取材を可能とする。作中ではインパルスガンダムにも追従できていた。
マルチパック(シルエット/ウィザード)
ウィザードシステムとシルエットシステムに対応したパーツ。
「8」が記録しているリジェネレイト戦やらDSSDの技術やらをミックスして設計された。どんな方法で軍事機密を盗んだのか分からない上に、「ジャンク屋驚異のメカニズム」という言葉だけで完結した恐ろしい装備。
作中ではアウトフレームDでの使用も含めてブラストシルエット、デスティニーシルエット、ブースターウィザードを実際に装備している。また、フォースシルエットとスラッシュウィザード装備の設定もある。
武装・装備
パイロットであるジェスがジャーナリストということもあり、カイト・マディガンの意向で用意された自衛用のビーム・ライフルを除き武装は施されていない。ただし作業など多様ツールとして使用される「アーマーシュナイダー」と視覚信号発信用の「ビームサイン」など、使い方次第で戦闘に応用出来る装備は多数搭載されている。
この他、以前ジェスが乗っていた専用のレイスタからMS用ガンカメラを引き継いでいる。