概要
本作の主人公でヒロイン。
現代では高校1年生。
龍神に選ばれし神子として、シリーズ中唯一異世界に単独で召喚された(周りに身内がいない)。
本作より「白龍」の神子という呼び名になるが、立場は前作と同様。
困難な状況に陥っても、それを乗り越えようと精一杯努力する、芯の強い少女。明るく何事にも前向きで誠実、かつ芯が強い。細かいことは気にしない大らかなタイプだが、勘が鋭い一面を見せる事も。(泉水・彰紋の関係性など)
直感で行動することが多く、一見頼りなさそうに見えますが、意外と自分の考えはしっかりもっています。
紫姫以外の人間から神子としてまったく支持を受けない不利な立場のなかでも前向きな姿勢が徐々に八葉や周りの心を動かしていく。
衣装はスカートの和服。
因みに八葉に知り合いがいないヒロインでもあるため、ファンブックで「苦労していそう」(OVAでは召喚された初日に野宿する羽目になり野盗に襲われ、その後も珍しい格好の少女だと京の民に襲われたり、和仁の使いの者に追いかけられたり最初の数日から酷い目にあっている)「酷い言われようが多くて不憫」(実際に無位の者・下賤呼ばわりされていたし、天の青龍の頼忠に院からの暗殺命令が下されるなど、護ろうとしている側から命を狙われた。)と書かれたことがある。
しかし、歴代の神子の中で唯一応龍を呼び出し、京と京以外の国も護ってほしいと龍神に願った。(OVAでも、一番最初の映像が、現代で友人たちはスルーした他国の紛争とその犠牲者のニュースに一人だけ心を痛めているという、心優しい部分がクローズアップされる描写が多い)
CDドラマで院と帝の対立、和仁が帝(異母兄)を呪詛したりすることに関することを花梨が八葉の数人と話しているとき『どうして兄弟同士で争うんだろう?そりゃあ、お姉ちゃんの方が良く出来るのに~って言われたら嫌だけど…』という発言をしているので、どうやら恐らく花梨には姉がいる模様。(キャラクターデザインの水野十子さんも、あかねの妹みたいな子の感じになりましたと答えている。また、赤ピンク系の髪の神子は一人っ子、黄色や金髪の花梨や千尋は姉がいる妹の立場など、なぜかそれぞれに共通点がある)
同じくCDドラマで、勝真が色に関してだけは勘が良いという安倍家の陰陽師と出会い(泰継ではない)、怨霊から助けてくれた礼に勝真に『あなたの幸運の色はこれ、菜の花色です。明るい太陽のような、あたたかい黄色。この色が必ずあなたに幸運をもたらすでしょう。』と告げ、菜の花色の匂い袋をくれたが、勝真はそれが花梨の服の色だと気づいた。