和仁
かずひと
現帝のすぐ下の異母弟で、彰紋の異母兄。
尊大でかんしゃく持ち。
子供っぽく僻みの強い性格でわがままに振舞うことが多く、血筋に対する高い自尊心から、
他人を総じて見下す傾向が強い。
叔母に甘やかされて育てられたためか、自分こそが東宮になるべき存在だと思い込んでおり、
現東宮の彰紋を妬み、憎んでいる。
叔母の息子である源泉水に対しても冷たい。
叔母にもらった日記帳に、彰紋に腹が立ったこと、その憂さ晴らしに泉水に対する嫌がらせ(八つ当たり)行為などを毎日つづっている。
・彰紋にムカついた→気に入らないので泉水をイジメた。
・風邪をひいた。彰紋は元気なのに何故だ!→泉水に風邪をうつしてやろう。
・暑い→気に入らないので泉水に文句を言う。
・やっと風邪が治ったが気に入らないので泉水の履き物を隠す。
・彰紋に腹が立つ→グッスリ眠っている泉水の髪を全部三つ編みにしてやろう。
・呪詛を仕掛けられた。上手くいった。彰紋がさぞ困ることだろう。楽しみで仕方ない。あまりに楽しみで仕方ないから、泉水の笛にこっそり粘土を詰めておいた。泉水の泣き顔が目に浮かぶ。今日はグッスリ眠れそうだ。
・彰紋に腹が立つ→泉水が笛を持ってこちらにやって来る。先日泉水の笛に粘土を詰めてやったことを思い出し、嫌みのつもりで笛を吹くように命じたところ『私のような者の笛など…』と言って中々吹こうとしない。やはり粘土が詰まって音が出ないに違いない。なんだか楽しくなってきたので、泉水を怒鳴りつけて無理矢理笛を吹かせたら、綺麗な音が出た!何故だ!しかも泉水は何食わぬ顔で『少々笛が汚れておりましたので掃除をしたところ、以前より良い音が出るようになりました…』などと言ってのけた!少々!?なんでそんなことまで控え目に言うのだ!?あれだけ大量の粘土を詰めておいたのに!しかも以前より音が良くなるなど何たることだ!許せん!頭にきたので目の前にあった熟れた柿を泉水にぶつけてやった。と思ったら手が滑って時朝にぶつけてしまった。ちょっと気の毒になった。私が悪いのではない。何もかもあの彰紋が悪いのだ。時朝のためにも、明日もう一度泉水に柿をぶつけてやろう。
などと、和仁は泉水に毎日辛くあたっている。
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