概要
全ての牌を字牌にした上で和了すると成立する役。役満。
字牌のみで和了する、という性質上、他の字牌絡みの役満と相性が良く、四喜和や大三元などと複合することもあり、その場合はダブル役満やトリプル役満も見える。
また、唯一七対子形で和了する事が出来る役満(天和、地和、数え役満、ローカル役を除く)であり、この場合はローカル役大七星としてダブル役満などとなるケースもあるが、抑も副露して和了に向かっていくタイプの役であるため、余程捨て牌に字牌が無い時以外はこのパターンに持っていくことは少ないだろう。
やはり、字牌を集めるという性質上、配牌時にどれだけの字牌対子があるかが成否を分ける。字牌絡みの役満は数が多く、風牌が多ければ四喜和、三元牌が多ければ大三元が容易に見えてくることもあり、字牌をいくつかポンした後は他家の警戒は最高潮になり、なかなか字牌が捨てられなくなることもザラである。この役に限った話ではないが、1,2個くらいは暗刻があった方が楽である。
中国麻雀では64点役で、前述の通り『大・小三元』や『四喜和』等字牌を使用した役と複合しやすい事を考えると妥当な配点と言える。また、七対子の形だと実質88点役となる(本役(64点)+七対子(24点)=88点)。