機体解説
謎の団体『パーフェクト・ピース・ピープル』が保有する大型可変モビルスーツで、元々はOZで開発された機体。名前の由来は『蠍座』。
機動性に優れた正しく蠍そのものな外観を持つモビルアーマー形態と、白兵戦に優れたモビルスーツ形態に変形可能。
ビームサーベルとビームライフルの機能を兼ね備えた遠近両用複合武装ビームベイオネットによる距離を選ばない戦闘可能領域、強化型プラネイト・ディフェンサーを展開可能なシールド『A.S.プラネイトディフェンサー』による鉄壁の防御を有し、先の変形機構と合わせて攻防とも隙がない優れた性能を誇る。
しかし、作中のモビルスーツとしてはサイズがかなり大きく(平均的なMSの頭頂高16~17m前後、本機MS形態頭頂高23.5m)、コストや整備性の問題から量産化は見送られ、試作機が1機製造されただけで計画は中止となった。
モビルドール製造プラント『ウルカヌス』の防衛機構の要としてモビルドールシステムモビルドールとして自動制御されており、近付く者に容赦なく攻撃を仕掛ける『番犬』として恐れられていた。
あることをすれば、通常の有人機としても操縦は可能。
プロトタイプ・スコーピオ
漫画『新機動戦記ガンダムW G-UNIT オペレーション・ガリアレスト』に登場するスコーピオのプロトタイプ。型式番号OZ-16MSX-06X。
両腕に戦艦級の威力のビーム砲を装備しており、プラネイト・ディフィンサーの改良型を有するスコーピオに対してこちらはヴァイエイトのコンセプトに近いのかもしれない。
ビーム砲の下部には高威力のディフェンサーネットを放つグレネードランチャーが搭載されており、身動きが取れなくなった相手にトドメを刺す単純にして凶悪な装備である。
工業コロニー・ガリアレストを接収したホワイトファングによって、戦力として運用される。