概要
惑星ナブー出身の銀河共和国元老院議員(後に最高議長)→銀河帝国初代皇帝(および創設者)。
パルパティーンとしての名前はシリーズ第1作となるエピソード4小説版のプロローグで最初に語られたが、映画・小説ともに本編には登場せず公開順としてはエピソード5で初登場となる。
旧三部作では一貫して「皇帝」(原語版ではダース・ベイダーの「マスター」とも)としか呼ばれておらず、パルパティーン及びダース・シディアスとしての名前が映画で最初に言及されるのはエピソード1となる。また、フルネームは正史(カノン)でのみ明かされている。
新三部作ではまだ人間の姿をしており、彼が惑星ナブー代表の元老院議員から、共和国最高議長を経て銀河帝国皇帝となる過程や異形の外見に変貌する出来事が描かれている。
詳細はシスの暗黒卿としての名であるダース・シディアスを参照。
その前半生には謎が多いが、遅くとも10代には修行を積まされることの多いシスの暗黒卿としては、弟子入りの時点で既に成人しており、かなり遅咲きの人物だったとされる。
ジェダイの暗黒面に魅入られる前は、惑星ナブーのうだつの上がらない政治家でしか無かったが、如何なる苦境にあっても決して折れることのない異常な権力欲を持ち、それを根源とする忍耐力・精神力は最早修行を積んだベテランのジェダイと比べても遜色のないものであった。
この一面を当時シスの暗黒卿を務めていたダース・プレイガスに見出されて弟子入りし、修行の中で今まで隠されていたシスとしての才能を急速に開花させていったという。
しかし、上記の経歴も確かな裏打ちがあるものではなく、やはり謎に包まれている。
レジェンズ(非正史)では小説「ダース・プレイガス」において若い頃の彼がプレイガスに弟子入りするまで及びプレイガスの弟子として訓練を受けていた頃について描かれている。前述した通り非正史での彼はパルパティーンという姓のみを名乗りファーストネームを明かしていなかったが、これは自分のファーストネームを名付けた実父コシンガ・パルパティーンとの幼少期からの確執によるものである事がこの小説で語られている。
若い頃の彼はプレイガスの弟子となる以前からスピーダーの暴走運転で通行人を死亡させても父親の権力で揉み消して平然とスピーダーを乗り回し続ける等の問題行動を起こしており、そんな彼自身の態度を差し引いても虐待と言えるほどの抑圧的な態度を見せる父コシンガとの衝突がエスカレートした結果、シスとしての訓練を受けていない未熟な状態にありながら、フォースの才能を開花させ、フォースの力のみを頼りにして父親のみならず家族全員と護衛官を皆殺しにしている。
また、レジェンズにおけるエンドアの戦い後を描いた作品ではトライクロップスという息子が存在していた事が判明している(母親は不明)。彼は父親とは正反対に善良な性格であったがそれ故にパルパティーン皇帝と帝国上層部から存在を危険視され、密かにケッセルのスパイス鉱山に送られて奴隷として酷使されていたのである。そしてそこで彼はケンダリーナという女性のジェダイとの間にケンという息子(パルパティーン皇帝から見れば孫)を設けている。
他にもレジェンズのスピンオフ作品では「パルパティーンの息子」を名乗る人物が何人か現れているが、トライクロップス以外の人物はいずれも虚偽であったことが判明している。
一方、正史の作品では家族描写など全くなく、天涯孤独なキャラと思われていたが…→リンク先ネタバレ注意